ちづる―娘と私の「幸せ」な人生

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ちづる―娘と私の「幸せ」な人生

  • 赤崎 久美【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 新評論(2011/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794808837
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「妹が僕に映画をつくらせた。」自閉症の子と家族の絆の記録。この秋、兄・正和氏・監督作品「ちづる」が全国で順次ロードショー公開
娘の千鶴は、重度の知的障害を伴う自閉症である。今年21歳になった。自閉症という言葉はだいぶ知られてきたが、自閉症は心の病ではなく、先天的な脳機能の障害だと正しく理解している人は、まだそれほど多くはないだろうと思う。千鶴の2歳上の兄・正和が、立教大学映像身体学科をこの春卒業するにあたり、卒業制作として自閉症の妹を題材にしたドキュメンタリー映画「ちづる」を撮った。映画は思いがけずこの秋劇場公開の運びとなり、その過程で、この本の出版のお話をいただいた。この本のベースになっているのは、千鶴や私のことを心配してくれている友人たちへの近況報告のつもりで日記の形で書き続けてきたブログである。私にとって日記の効用は大きかった。千鶴から片時も目が離せない、束縛された子育ての毎日のなかで心が折れそうなときも、千鶴の行動を客観的に文章にして表現するうちに対処の手がかりを見つけたり、そのときは笑うどころではなかった出来事も時間がたって読み返すとおかしくなって笑えたりしたからだ。それは、チロルチョコやプーさんグッズなど千鶴の「こだわり」をめぐるドタバタ劇や、1人でタクシーに乗ろうとしたり無銭飲食しかけたりのちょっと危ない顛末などである。自閉症という障害、自閉症児・者がいる暮らしについて、こんな“なんでもない”子育ての記録だからこそ伝わることもあるのではないかと思う。千鶴が養護学校小学部4年生から高等部2年生、父親が突然交通事故で亡くなる直前までの日記を中心に、娘の幼い頃の成育歴や自閉症についての説明を加えた。また、今まで書けずにいた夫の事故後の出来事について、初めて書いている。映画「ちづる」とこの本を通じて、1人でも多くの方に自閉症を理解していただければと願っている。(著者 赤﨑 久美)

内容説明

自閉症の娘・千鶴、その兄として悩む息子・正和。母が綴る家族の物語。

目次

第1章 幼少期―自閉症を受け入れる(障害がわかるまで;診断を受ける―一歳四カ月、悪あがきの日々が始まる;自閉症とは ほか)
第2章 日記―一九九九年七月から二〇〇六年七月まで(一九九九年 四人家族の充実した年 ちづる九歳;二〇〇〇年 思春期の入り口 ちづる一〇歳;二〇〇一年 一二年ぶりの引越し ちづる一一歳 ほか)
第3章 三人家族へ…(夫の死;その後の千鶴;子犬のバナナ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

銀河

37
知的障害を伴う自閉症のちづると母親の記録。だんだん楽になってきた私たちの子育てとは違い、少しの間も目が離せないちづるちゃんとの21年。どうしてなのか理解、共感しにくいこだわりに振り回されてしまうことにはほんとに大変だと思うけれど、それでも文章のあちこちからちづるちゃんへの愛情と温かい眼差しが感じられる。バイバイを覚える時の自閉症児の特徴、そこから驚き、当たり前に思っていたことがどんなに有難いことだったかを知った。父親の葬儀、兄の目から見た母親と妹、大泣きしてしまった。「幸せ」な人生、その通りです。2012/04/07

Maiラピ

29
おススメ´ω`* 自閉症の娘を主に、その兄として悩む息子、そして母が綴る家族の物語。 不安や不幸が前面に出る感情的なものではなく、聡明な母とちーちゃんの真摯でチャーミングな日々。父親の事故死での息子の手紙とちーちゃんの予想外のリアクションに涙。ルノアールの『光の中の裸婦』が大好きなちーちゃんのエピソードも好き。著者の素直で的確な文章もいい! 大学の卒業制作として企画したドキュメンタリー映画『ちづる』も見てみたい。2012/02/25

まど

27
21歳の重度の知的障害を伴う自閉症のちづるちゃんのお母さんが書かれた本。大きくなるほど行動範囲が広がり、目を離せなくなる大変さを始めて知った。それはとても大変な毎日だろうと思う。勝手にキムチ鍋を外食していたことをちづるちゃんの成長としてとらえるなど、娘の興味や思いを大切にしながらかかわっているお母さんの姿が印象的。急逝されたお父さんとのお別れも心に残る。家族写真はいつでも撮れるものではないのが悲しい。お兄さんの映画も見てみたい。2012/03/14

がいむ

25
大学の卒業制作で自閉症の妹を主人公に撮った映画「ちづる」。この本は、映画化をきっかけに出版されたお母さん目線からの本。公共交通機関や建物に入ることへの抵抗が強くなり、なかなか学校へも登校できないちづるさんの思春期の日々。ご主人も交通事故で急逝され、なぜ同じ家族にこうも大変なことが起こるのかと愕然としてしまいます。ただ、ブログからの抜粋も含め、思い入れやアピールが強すぎず、焦りや不安、喜びも正直に書かれてとても読みやすい本。お母さんの飾り気のない人柄を感じます。お兄さんの思いには涙が止まらない。2013/01/12

ゆうゆう

12
知らなかった。映画、見てみたかったかもしれないが、2011年、あの震災の年なのね。人生いろいろとは言うけれど、いろいろありすぎだなぁ。障害とともに生きるといっても、そう簡単なことばかりではない。このコロナ禍においても、日常の「幸せ」がつづくことを他人ながら祈らずにはいられない。2022/02/07

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