「農」と「モノづくり」の中山間地域―島根県高津川流域の「暮らし」と「産業」

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「農」と「モノづくり」の中山間地域―島根県高津川流域の「暮らし」と「産業」

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  • サイズ A5判/ページ数 469p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794808486
  • NDC分類 601.173
  • Cコード C3033

出版社内容情報

★「農」・「食」を軸とした中山間・流域の産業モデルを全国に発信!

島根県最奥の地、高津川流域。そのさらに最奥に位置する旧柿木村(かきのきむら、合併後は吉賀町、ただし柿木村の村名は残っている)は、30年をかけて有機農業に取り組んできた。地元の農家の高齢の人びとに勇気を与え、さらに下流域の人びとに有機野菜を届け、深い交流を重ねている。自然の循環過程、あるいは国土保全の意味における「流域」という概念は了解していたつもりであったが、高津川流域ではそれが、「産業」「人びとの暮らし」という観点からみてより深い連携と循環を含意するものとなっていた。日本有数の清流として知られる高津川は中国山地を源流とし、延長81キロで日本海に注ぐ。その流域に約68000人の人びとが暮らしている。かつては中国山地の豊かな森林資源が伐り出され、河川を通じて益田地域に運ばれていた。高津川流域ではいまも人口減少、高齢化が続いているが、にもかかわらずアチコチで興味深い動きが続々と生じている。奥深い集落で高齢の女性が起業するなど、「農」と「食」の周辺領域で新たなうねりが起こり始めているのである。そして、そこには必ず素敵な人びとがいる。人と人がつながり、高津川流域は新たな時を迎えている。条件不利の逆境が、むしろ人びとの「思い」を深め、新たなエネルギーを蓄えさせているかのようである。以上のような点を注視し、本書は高津川流域の全体を視野に入れ、「中山間地域」や「流域圏」における「自立」と「連携」のあり方を論じていく。日本の辺境の最後尾とされる島根県。その最奥の高津川流域で人びとは輝き、「未来」に向かっていた。閉塞感の中にある日本も、ここから変わっていくのではないかと思わせるものがあった。(編者 関 満博)

内容説明

日本有数の清流として名高い島根県高津川。その流域に生きる人びとは、人口減少・高齢化など幾多の逆境をエネルギーに変え、輝きを増している。農林畜水産物の特産品化、女性起業、集落ビジネス、循環型産業など、希望と勇気に満ちた産業化への取り組みを精査し、「地域の自立と連携」の新たなモデルとして全国に発信する。

目次

高津川流域をめぐる産業展開
第1部 高津川流域の産業経済の輪郭(高津川流域における人口と産業の動態;流域の農林畜水産業の状況)
第2部 「農」と「食」の新たな取り組み(上流地域における地域資源の産業化;「集落ビジネス」の展開 ほか)
第3部 流域のモノづくりに新たな価値を(山と川と海を豊かにする仕事;高津川流域のモノづくり産業)
第4部 交流と連携の可能性(高津川流域の都市・農村交流;小さく生き抜くマーケティング戦略)
高津川流域の産業のこれから

著者等紹介

関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。博士(経済学)

松永桂子[マツナガケイコ]
1975年京都府生まれ。2005年大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得。現在、島根県立大学総合政策学部准教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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