出版社内容情報
選択肢がどんどん消えてゆく。常に不安だから走り続けるしかない……。就職氷河期に仕事に就いた8人の、「働くこと」を巡る葛藤。
内容説明
なぜ学歴エリート・大手企業入社の「勝ち組」たちは転職したのか?中央官庁や都市銀行など、誰もがうらやむ職場に入った彼らを苛んだ不安とは?企業側が求める人材像も、働く者の理想も変貌していく時代の奔流のなかで、より良い仕事=生き方を求めて漂流していった、「ロスト・ジェネレーション」8人の群像劇。史上最年少大宅賞作家の描いた、「第9回新潮ドキュメント賞」候補作品。
目次
第1章 長い長いトンネルの中にいるような気がした
第2章 私の「できること」って、いったい何だろう
第3章 「理想の上司」に会って会社を辞めました
第4章 現状維持では時代と一緒に「右肩下がり」になる
第5章 その仕事が自分に合ってるかなんてどうでもいい
第6章 「結婚して、子供が産まれ、マンション買って、終わり」は嫌だ
第7章 選択肢がどんどん消えていくのが怖かった
第8章 常に不安だからこそ、走り続けるしかない
著者等紹介
稲泉連[イナイズミレン]
1979年、東京都生まれ。95年に高校を1年で中退後、大学入学資格検定を経て、97年、早稲田大学第二文学部に入学する。その体験を描いた「僕が学校を辞めると言った日」が「文藝春秋」97年10月号に掲載され、第59回文藝春秋読者賞を受賞。翌年、その原稿をもとに『僕の高校中退マニュアル』(文藝春秋)を上梓、2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』(中央公論新社)で第36回大宅壮一ノンフィクション賞を26歳で受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
kana
ステビア
Nakata
すぎねえ