シリーズ《アーツマネジメント》<br> まもなく開演―コンサートホールの音響の仕事 (改訂版)

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シリーズ《アーツマネジメント》
まもなく開演―コンサートホールの音響の仕事 (改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794807496
  • NDC分類 760.69
  • Cコード C0073

出版社内容情報

1985年大阪にザ・シンフォニー・ホール、翌1986年東京にサントリー・ホールが相次いで開業した。この二つのホールの成功を受け、以後、2000名規模の大ホール、600~1000名規模の中ホール、300~500名程度のリサイタル向きのホールなど、たくさんの音楽専用ホールが開場した。いまや東京や大阪、名古屋などの大都会に限らず、北海道から九州まで全国各地にコンサート専用ホールが当たり前に存在し、理想的な音響条件の下で音楽を聴けるようになった。
 おりしもクラシック音楽のブームだそうである。難聴というハンディキャップを負ったピアニストの再デビューや漫画『のだめカンタービレ』『ピアノの森』の大ヒットで、コンサートホールに足を運ぶ音楽ファンが様変わりしている印象が確かにある。
 コンサート専用ホールの数は増えたが、そこで働くスタッフを専門に養成する機関はない。舞台技術者を養成する専門学校の卒業生などをそのままコンサートホールに配置しているにすぎず、圧倒的多数のスタッフはクラシック音楽に対する指向性を全く持ち合わせていない。
 本書は、全国の文化ホールの運用技術を総合的に紹介することを目的とした《シリーズ・アーツマネジメント》の一冊として2002年に上梓された。クラシック音楽に対する指向性を持ち合わせていない舞台技術者のために「クラシック音楽とはなんぞや」というごく基本的なことからはじめて、楽器の変遷、楽曲形式の解説などを経てクラシック音楽における音響技術を説いている。クラシック音楽のファンにとっては自明のことでも舞台技術者にとっては知らないことが多いのが残念ながら現状である。他方、クラシック音楽の音響技術に関する部分は、ホールの客席部分しか知らない一般の音楽ファンにとって、舞台裏を覗く楽しみを提供できたようだ。
上梓以来一定のご支持を頂き、今回一部のデータを最新のものに改めて改訂版として再版できることとなった。望外の幸せである。今後もスタッフ養成のテキストとして、また新たな音楽ファンのために舞台裏を覗く楽しみを提供できたらと考えている。          

内容説明

音響家によるコンサートの舞台裏。指定管理者制度が導入された今。

目次

第1章 クラシック音楽とは(ヨーロッパにおける音楽の地位;使用人としての音楽家 ほか)
第2章 クラシック音楽会―その多様性(オーケストラコンサートの形態;演奏される楽曲の種別 ほか)
第3章 建築音響と電気音響(直接音と間接音;遮音、透過、吸音、残響という概念 ほか)
第4章 コンサートホールの音響の仕事(アナウンスや開演音楽の送出;司会、解説などの拡声 ほか)
第5章 コンサートホールの一日―スタッフのやるべきこと、やってはいけないこと(利用開始前の準備;利用開始 ほか)

著者等紹介

三好直樹[ミヨシナオキ]
1948年東京生まれ。9歳から18歳までの人格形成期を札幌と釧路で過ごす。早稲田大学第一文学部中退。大学で男声合唱団(グリークラブ)に入団し、東京文化会館、東京厚生年金会館、大阪フェスティヴァルホールなどのステージに立つ。中退後、ふとした縁で、外来のロックアーティストの音響クルーとしてプロオーディオの世界に入る。1982年、新橋演舞場の音響担当として歌舞伎に出会い、純邦楽の勉強をする機会を得る。1990年、東京芸術劇場開場に伴い大ホールの音響担当として現在に至る。開演中のステージの上の響きを体験するためにオーケストラ付属の合唱団員として東京芸術劇場、サントリーホール、東京文化会館などで、20ステージを超える演奏経験している。明治座舞台株式会社勤務。日本音響家協会会員元副会長、舞台機構調整(音響機構調整)1級技術者、舞台機構調整(音響機構調整)検定委員(東京都)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。