ぶどう酒びんのふしぎな旅

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ぶどう酒びんのふしぎな旅

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  • サイズ B4判/ページ数 68p/高さ 26X27cm
  • 商品コード 9784061324244
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8771

出版社内容情報

ブラチスラバ国際絵本原画コンクール「金のりんご賞」受賞作家で、日本を代表する影絵作家、藤城清治氏。本作は、氏が最初の絵本として選び、愛してやまないアンデルセンの名作を、新たに渾身の力をこめて描き上げた絵本です。
昭和25年、暮しの手帖社から刊行された旧版『ぶどう酒びんのふしぎな旅』はモノクロ印刷。これでは十分に表現できなかった幻想世界を、オール4色で完全に表現したいという藤城氏の宿願を果たすものであり、ご自身の原点への挑戦でもあります。
本年4月に、86歳になる藤城清冶氏の創作意欲は、衰えるどころか旺盛さを増しています。本書には、昨年大きな話題となった京都府京都文化博物館での「藤城清冶 光と影の世界展」で展示され、人気を集めた作品も掲載されていますが、ほとんどは新規の描き下ろし。作品に手を入れ続けている姿は、妥協を知らない真のアーティストの名にふさわしいものです。
藤城氏の86歳の誕生日にあわせて刊行します。

あらすじ
あばら屋の二階の窓辺に、老婆の飼い鳥の水飲み用に置かれた、こわれたぶどう酒びん。じつは、このびん、老婆が、美しい少女だったころ、その婚約の席で空けられた、ぶどう酒びんだった……。使われては、捨てられ、また拾われて、べつの人の手に渡りというぶどう酒びんの旅が、ときに少女の人生と交錯していく。アンデルセンの名作を絵本化。

藤城 清治(1924年4月17日 生まれ )
日本を代表する影絵作家。東京都出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、人形劇と影絵の劇場「ジュヌ・パントル」を結成。(後年、「木馬座」と名称変更。)1956年、影絵劇「銀河鉄道の夜」にて、1956年度国際演劇参加読売児童演劇祭奨励賞、日本ユネスコ協会連盟賞を受賞。 1983年、絵本「銀河鉄道の夜」でチェコスロバキアの国際絵本原画展BIBの金のりんご賞受賞。1989年に紫綬褒章、1995年に勲四等旭日小綬章を受章。 1999年、日本児童文芸家協会より児童文化特別功労賞受賞。

藤城 清治[フジシロ セイジ]
著・文・その他

ハンス.クリスチャン・アンデルセン[ハンス.クリスチャン アンデルセン]
原著

町田 仁[マチダ シノブ]
翻訳

内容説明

光と影に人生の万感をこめ、藤城清治、原点への挑戦。初めての絵本として選んだアンデルセンの名作を、86歳にして、新たに描き下ろす渾身の作品。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

350
ややマイナーなアンデルセン童話。藤城清治の影絵。文字数が多く、読み聞かせはあまり想定されていないかと思われる。子ども向きというよりも、ノスタルジックな童話を愛する大人向きか。影絵が見事に効果的。切り絵の影絵と彩色された絵(ポスターカラーか?)の組み合わせも絶妙。とにかく美しく、光と影が映し出すほのかな幻想性も併せ持つ。町田仁の訳も古さを感じさせない。図書館にあれば、ぜひご一読を。2023/10/24

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

97
日本を代表する影絵作家・藤城清治氏の初の絵本を60年ぶりにオールカラーに再編集した物語。原作はアンデルセン。貧しい老婆が飼っている鳥の水飲み用に壊れたガラスびんが置かれている。びんは問わず語りに自身の数奇な旅について話を始めた。かつて『最高級』のラベルを貼られたぶどう酒が詰められていたこと。老婆が幸せな少女だった頃、婚約を祝う席で栓が開けられたこと。少女を愛した航海士が最期のメッセージを託してびんに詰めたこと。異国を旅し、長い時を経て、再び彼女の元に帰ってきたこと……。旧作は1950年刊行。素晴らしい本。2015/01/18

naoっぴ

67
最高に美しく芸術的な絵本。ガラス工場で生まれ、ぶどう酒を入れられて世に出されたびんの一生が、藤城清治氏の色彩豊かな影絵で描き出される。もとはモノクロで作られたデビュー作の絵本だったものを、藤城氏86歳の誕生日を目標にこれまでの集大成としてカラーで再び作成したものだそう。1ページ1ページがまるで宝石箱のよう!感動する美しさ!アンデルセンのこの話は知りませんでしたが、人生の華やかさと儚さを描いた味わい深い話で、光と影の影絵がぴたりとはまっています。大切にしたい絵本です。2015/09/30

コットン

64
ゆう*さんのオススメ本で藤城清治さんの芸術的影絵が楽しめます。お嬢さんの婚約の席であけられたぶどう酒びんのその後の運命とお嬢さんの運命とがクロスオーバーして…。それにしても影絵で作ったお嬢さんのレーシーな衣装の見事なこと!!極上のアートですよね~。2017/03/19

tulip

54
コットンさんから教えていただいた本。藤城清治さんの影絵を見たいと思い、図書館から借りました。アンデルセンのお話はいつも切ないですね。毛皮商人の家のお嬢さんと、婚約を祝った時のぶどう酒びんのお話。びんの色合いがとても綺麗です。緑も、ワイン色も。森へ向かう馬車、嵐の中の船、空に浮かぶ気球、どの絵も繊細でため息が出ました。2020/10/15

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