藤原保信著作集〈第3巻〉西洋政治理論史(上)

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藤原保信著作集〈第3巻〉西洋政治理論史(上)

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  • サイズ A5判/ページ数 346,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794806734
  • NDC分類 311.08
  • Cコード C0331

内容説明

時代の“危機”と苦闘したヨーロッパ知性史との対話。6人の思想家の理論的営為を自然観の巨大な転換から説きおこし、その足跡をとらえて今日的な危機打開への契機を探る。政治思想史研究の金字塔「西洋政治理論史」の前半=序論、プラトン、アリストテレス、アウグスティヌス、アクィナス、マキアヴェリ、ホッブズの章を収録。

目次

序論 政治理論史の方法
第1章 プラトン
第2章 アリストテレス
第3章 アウグスティヌス
第4章 アクィナス
第5章 マキアヴェリ
第6章 ホッブズ

著者等紹介

藤原保信[フジワラヤスノブ]
1935年長野県生まれ。65年早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。元早稲田大学政治経済学部教授。政治学博士。政治思想史専攻。1969‐71年シカゴ大学、78‐79年オックスフォード大学に留学。日本政治学会、政治思想学会、日本イギリス哲学会などの理事を歴任。1994年没

中金聡[ナカガネサトシ]
1961年生まれ。国士舘大学教授。政治哲学・現代政治理論専攻

厚見恵一郎[アツミケイイチロウ]
1967年生まれ。早稲田大学社会科学部教授。政治思想史・政治理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

藤原保信著作集〉第三巻は、政治思想史家藤原の代表作である大著『西洋政治理論史』(新装版、1998年)を上下二巻に分け、前半部分にあたる序論およびプラトンからホッブズまでを収録した。後半のロックからウェーバーまでと結論は、本巻につづく第四巻として配本を予定している。
 国家論を中心に叙述する政治思想史研究書の通例とは異なり、『西洋政治理論史』で藤原は各時代の支配的な形而上学的前提から説き起こし、代表的な思想家一一名の政治理論を自然観の巨大な変遷史のなかに位置づけて解釈する。有機的全体としてのコスモスを存在論的前提として共有しながら、異なる理想国家を構想したプラトンとアリストテレス。創造と終末によって画された歴史をみすえ必要悪としての国家を説いたアウグスティヌスと、理性と信仰の調和をもとめてアリストテレス政治哲学をキリスト教的に再構成したアクィナス。秩序安定の技術として政治を再発見しつつ、なおも実現可能な理想の政体を探求したマキアヴェリ。その理論的・実践的暗示を極限まで追求し、ついに自然・人間・国家のトータルな機械論的理解を完成したホッブズまで。古典的なテキストとの対話をつうじて、藤原は時代の危機とそれぞれに格闘した思想家たちの理論的営為とその現代的意義とを明らかにする。しかし同時に、ホッブズにおいて絶頂に達した近代的な思惟の覇権によって現代世界が深刻な危機に見舞われていることを憂慮し、この危機に対処する新たな政治理論の構築こそが現代のわれわれの責務であると主張する。『西洋政治理論史』の今日なお色褪せない価値は、思想史的テキストの緻密な解読と実践的かつ規範的課題とを結びつけるこのユニークで真摯な著者の問題意識にあり、またそれを共有する読者に自分で思索することをうながす点にある。
 『西洋政治理論史』は、日本における西洋政治思想史研究の金字塔であるとともに、現代世界へのアクチュアルな提言で知られる「藤原政治哲学」が、歴史と理論のあいだでの緊張にみちた往還運動をくりかえしながら生成した文明史いしぶんめいしろんちた往還運動をくりかえしながら形成された 過程を伝える証言にもなっている。読者はそこに、過去の思想を読むことに今どのような意味があるのかという問いへのひとつの雄弁な答えを見いだすだろう。(なかがね・さとし 国士舘大学政経学部助教授/あつみ・けいいちろう 早稲田大学社会科学部助教授)