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シリーズ《アーツマネジメント》
まもなく開演―コンサートホールの音響の仕事

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794805850
  • NDC分類 760.69
  • Cコード C0073

内容説明

毎日、たくさんの観(聴)衆がホールに訪れ、そして去ってゆく。ホールで仕事をする技術者にとって究極の使命となるのは、彼らに満足してもらうことである。新聞、専門誌、インターネットなどのあらゆるメディアから情報を拾って、スケジュールを調整して、電話をかけ続けるなどという大変な努力をしてチケットを入手し、期待に胸を膨らませて彼らはホールにやって来る。オペラ、歌舞伎なら4~5時間、演奏会でも2時間程度の「夢の時間」を買っているのは観(聴)衆であり、そのチケット代から生活の糧を得ているのが舞台技術者である。本書は、「ハレ」のひとときを過ごす観(聴)衆の方々に、よりコンサートを楽しんでいただくことを目的として書かれたものである。

目次

第1章 クラシック音楽とは(ヨーロッパにおける音楽の地位;使用人としての音楽家 ほか)
第2章 クラシック音楽会―その多様性(オーケストラコンサートの形態;演奏される楽曲の種別 ほか)
第3章 建築音響と電気音響(直接音と間接音;遮音、透過、吸音、残響という概念 ほか)
第4章 コンサートホールの音響の仕事(アナウンスや開演音楽の送出;司会、解説などの拡声 ほか)
第5章 コンサートホールの一日―スタッフのやるべきこと、やってはいけないこと(利用開始前の準備;利用開始 ほか)

著者等紹介

三好直樹[ミヨシナオキ]
1948年東京生まれ。9歳から18歳までの人格形成期を札幌と釧路で過ごす。早稲田大学第一文学部中退。大学で男性合唱団(グリークラブ)に入団し、東京文化会館、東京厚生年金会館、大阪フェスティヴァルホールなどのステージに立つ。中退後、ふとした縁で、外来のロックアーティストの音響クルーとしてプロオーディオの世界に入る。1982年、新橋演舞場の音響担当として歌舞伎に出会い、純邦楽の勉強をする機会を得る。1990年、東京芸術劇場開場に伴い大ホールの音響担当として現在に至る。開演中のステージの上の響きを体験するためにオーケストラ付属の合唱団員として東京芸術劇場、サントリーホール、東京文化会館などで、20ステージを超える演奏経験している。明治座舞台株式会社勤務。日本音響家協会副会長。舞台機構調整(音響機構調整)1級技術者。舞台機構調整(音響機構調整)検定委員(東京都)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

【コンサートホールの音響の仕事】聴衆にクラシック音楽を堪能してもらうにはどんな技が求められるのか。ホールの裏側を技術スタッフの視点で初めて描いた,楽しく学べる入門書。
クラッシックの演奏会では、演奏音はマイクロフォンとスピーカーによる電気音響の手助けは受けません。したがってコンサート専用ホールに音響スタッフが必要であるという認識はあまりもってはもらえません。むろん、聴衆にとって音響スタッフが存在するかどうかはどうでも良いことです。バブル期に、クラッシック音楽のブームがあり、それを受けて全国にコンサート専用ホールや音響特性の上でクラッシック音楽に大きくシフトしたホールがたくさん建てられました。しかしその運用に当たる技術スタッフがクラッシック音楽について十分な経験と知識を持っているとはとてもいえないのが現状です。本書は、コンサートホールの裏側を技術スタッフの視点から書いた初めての本です。ホールのスタッフとしてクラッシックのコンサートに対応するための入門書にもなり、また、ホールの裏側をのぞく機会のないすべてのクラッシック音楽ファンにも楽しみながら読んでいただけると思います。