言論空間 〈２０２５春号〉 - 時代と切り結ぶ市民社会の 特集：「逆流の歴史」に踏み出したトランプ政治

現代の理論・社会フォーラム（2025/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 163p／高さ 21cm
• 商品コード 9784886839879
• NDC分類 305
• Cコード C0036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[瓜月（武部伸一）]

「トランプ政治」など大文字のテーマは大事。しかしそれだけでなく、例えば連載「レキオからの便り」も良い。レキオとは16世紀にポルトガル人が琉球を呼んだ古称。今号は「沖縄の闇を撮る」のタイトルで女性写真家、松村久美の仕事を紹介している。記事中で松村撮影による何枚かの写真も掲載。なかでも1970年米兵による女子高生死傷事件の抗議大会、女子高校生たちが「基地撤去」のプラカードを掲げているのを正面から捉えたショット。彼女たちの眼差しが、50年を経過した今も真直ぐに僕らを射るのだ。沖縄は、レキオは、今どうですかと。

2025/07/01