情報エネルギー化社会―現実空間の解体と速度が作り出す空間

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794805454
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

内容説明

都市への遠近法は、昔は純然たる静止空間の遠近法でとらえることができた。しかし交通手段が発達し、その速度が上がるにつれて、昔は田舎と呼ばれていたものが郊外になり、ついには新都心となっていく。速度が作り出す空間を現実空間として再構成しなければならなかったのだ。その速度が光の速度まで上がった時、空間と社会はどのように変わるのか?それが本書で縦横に語られているテーマだ。

目次

第1章 メディアと現実
第2章 情報によるクーデター
第3章 縮小効果
第4章 最終技術
第5章 舞台装置の生贄
第6章 超人から過剰活性人間へ
第7章 新しい動力技術

著者等紹介

ヴィリリオ,ポール[ヴィリリオ,ポール][Virilio,Paul]
1932年パリ生まれ。現代の最先端の思想家。トップクラスの建築家としてフランス建築批評大賞を受賞した他、現在は建築大学の学長でもある

土屋進[ツチヤススム]
中央大学ほか非常勤講師。現代社会、文化、思想に幅広い関心を抱く
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

【現実空間の解体と速度が作り出す空間】絶対速度が空間と時間を汚染している現代社会(ポスト工業化社会)。そこに立ち現れた仮想現実空間の実相から文明の新局面を開示。
ネットワーク空間は、リアルな「地域空間」ではない。著者は「地域空間」が解体し、「速度」がもたらす「新しい空間」が無数に生まれている現実を直視してきた。そして、ネットワークのような「情報」が実体化している現実の根本を解明している。 都心への遠近は、昔は純然たる静止空間の遠近法で捉えることができた。しかし、交通手段が発達し、その速度が上がるにつれて、昔は田舎と呼ばれていたものが郊外になり、ついには新都心となっていく。速度が作り出す空間を現実空間として再構築しなければならい。 その速度が光の速度まで上がったとき、空間と社会はどのように変わるのか?それが本書で縦横に語られているテーマである。 昔は動力とは自分を動かすエネルギーだった。しかし新しい動力、つまり光の速度で移動する情報は、自分は静止したまま「まわりの環境」を動かして、自分のところに到来させる。そして人は神になる。「あらゆるところに存在」するようになる。日本の「ここ」にいながら、情報によってニューヨークと結ばれ、ニューヨークの「そこ」にも立ち会うようになる。情報によって結ばれた数だけの新しい無数の共存空間を「現実」として生きるようになる。