出版社内容情報
【公正な貿易を求めて】第一世界の消費者と第三世界の生産者を結ぶ草の根貿易「フェア・トレード」の仕組みと実践成果を市民貿易団体TWINTRADEの代表である著者が平易に説く。
内容説明
第一世界の消費者と第三世界の生産者を結ぶフェアな草の根貿易。本書で著者は、まず、もっとも奪われてきた第三世界の生産者の側に立つ。資本主義の歴史のごく初期から不平等であり続けてきた世界経済関係を対等なものにするために著者が説くのは、生産者の組織自体の平等（女性の参加と決定権を重視するなど）、生産者と第一世界の消費者の対等、自然との共存、貿易ネットワークの公開と分権の必要性である。
目次
第１部 不公正貿易（歴史的にみた世界的分業；富める者と貧しい者の世界資源の格差；世界市場；市場の役割；仲介業者）
第２部 貿易をフェアに（市場を規制する；市場を援助する；計画経済貿易；並行貿易システム；市場以内のオルタナティヴ・トレード；今何ができるか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
newborn
4
単純にフェアトレードについて話して欲しかったんだけど、ヨーロッパの植民地時代まで遡って、大戦後の貿易協定まで広がり、話が長いなと思いました。結局は大風呂敷広げてるんだけど、最終的なまとめもまとめきれてない感2017/07/11
