出版社内容情報
国際関係の歴史を東西対立・南北問題から論じ,主要国の現代国際関係に目を配りつつ,新国際秩序形成におけるラテンアメリカとこれに対する日本の役割を具体的に考察する。
内容説明
国際関係の歴史を東西対立・南北関係から論じ、主要国の現代国際関係に目を配りつつ、新国際秩序におけるラテンアメリカの役割を考察する。
目次
序章 ラテンアメリカをめぐる国際関係と日本の対ラテンアメリカ政策
第1部 ラテンアメリカをめぐる国際関係史(総論 国際関係からみたラテンアメリカの500年;アメリカ合衆国とメキシコ・中米・カリブ地域;ラテンアメリカにおけるイギリスの経済覇権;米州における紛争解決システム―OASの役割の変容;キューバと米ソ関係―国際関係の位相転換の実験;ラテンアメリカと第三世界―グローバリズムとの接点で;開発・援助とラテンアメリカ)
第2部 現代ラテンアメリカの国際関係(総論 ラテンアメリカをめぐる国際関係―インターアメリカン・システムの構造とポスト冷戦期における再編;現代メキシコ外交―1970年代以降;中米のダイナミズムと国際関係;現代カリブ地域の国際関係;ベネズエラの国際関係;転換期コロンビアの外交政策―対米依存からの自立;ペルー―偏狭な民族主義の克服を目指して;チリをめぐる国際関係;中進国ブラジルの対外政策―現実路線の自主外交;第二次世界大戦後のアルゼンチン外交の軌跡―第三世界外交から第一世界との協調に向けて)