内容説明
最近の科学の進歩は驚くべき勢いである。バイオテクノロジーやバイオサイエンスの進歩発展は目を見張るばかりである。このような科学の進歩が、ひょっとしてミステリーの世界にも新しいトリックを生みだす可能性を与えてくれるのではないだろうか。もちろん、先端的な科学は、一般の読者にはなじみが薄い。そこでトリックに関係した科学技術をやさしく解説すれば、ミステリーを楽しめると同時に先端的なサイエンスの知識も得られるのではないか。楽しみながらバイオがわかる24話。
目次
賢者の毒薬
凶器の味
酵素の死角
ゴキブリつかい
死の遺伝子占い
蛍光魚伝説
ナンノの殺人未遂
カミは嘘つかぬ
ネコは知っていた?
アリサ嬢の火あそび
殺人蝉のお値段は
雪女の海外旅行
毒蚊をさがせ
突発性幻覚
ハチの襲撃
ハイド博士の7つ子
スカートの功罪
温泉宿の美女
独身者の孤独
変人クラブ
密室殺人の「罪」
爆発の恐怖
ハッパは目撃者?
大公望の夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
100
4
バイオテクノロジーやバイオサイエンス等、科学を絡めた事件の短編集。全24話もあるから1つ1つの事件はサクサク終わる。文系の私にはさっぱりで、短編の割には読了まで時間を要してしまった。疲れた。2018/11/18
三丁目の書生
0
短編集。そんなに複雑で入り組んだ事件でもトリックでもありません。 発行年代が古い(1990年。何と30年近く前だ!)ので、今では古臭く感じるのかと思いましたが、バイオテクノロジーの基礎事項として今後も知っておかなくてはならない必須事項ばかりです。 本書に収録された短編をタネにして推理ゲームをしても楽しいのではないでしょうか。 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170728/p12017/07/30
二分五厘
0
1992.7.6
ヨミトロール
0
バイオに結びつけたかったんだね。それだけ。2013/07/27