内容説明
1960年代以降の高度経済成長期のもとで、わが国に起きた社会変化とその反映である日本人の意識の変容を、核家族化、性意識の変容、高齢化社会の到来、消費動向の変化とマス・メディアの変貌の諸側面から多角的に解明。
目次
第1部 現代日本人の実象―「大衆社会論」の系譜を追って(わが国における「大衆社会論」の系譜;実証とその基本的方法;むすび―“豊かさのなかの貧困”)
第2部 コミュニケーション論の展開(コミュニケーションに対する社会心理学のアプローチ;マス・コミュニケーションへのアプローチ;マルクス主義におけるコミュニケーション概念)
第3部 人間の社会・歴史的把握(自我の社会的形成;人格の獲得と歴史)
第4部 マス・コミュニケーション論(マス・コミュニケーションの受容過程;日本におけるマス・コミュニケーション研究)