内容説明
関東大震災から東京を復興させた決断の男。明治という肇国の時代が生んだ巨人。
目次
初春の光
再会
医師への道
ローレッツ教授との出会い
西南戦争と大阪陸軍臨時病院
衛生行政への開眼
長與専斎との出会い
岐阜の夜
内務省衛生局への登用
結婚〔ほか〕
著者等紹介
田中重光[タナカシゲミツ]
1951年福岡県柳川市に生まれる。日本大学大学院理工学研究科卒。梓設計、東急設計コンサルタントを経て、現在、日本建築検査協会(株)に勤務。1997年3月『中国の近代都市計画の成立と内容に関する研究―上海・南京・台北の緑地計画を通じて』で日本大学・学位取得。博士(工学)。一級建築士。2002年「建築師」(共著『上海職業さまざま』勉誠出版)、2005年『近代・中国の都市と建築』相模書房で第23回大平正芳記念賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
11
星新一の著作で政治家後藤新平を知り、好きな政治家の一人です。 政党政治と相容れない性格でしたが、台湾統治を部下とともに推進した実績をみると党首向きだったようにも思えます。2019/08/10
あきら
3
都市問題を勉強すると、避けてとおれない人物がふたり。関一とこの人後藤新平。医師であり政治家で現代都市整備の礎を築み、早くから都市の公園の防災、憩いとしての意義をいい、台湾が日本の植民地となったときにはそのインフラ整備に力を入れた。植民地支配意識の強い人で「台湾と日本が一つにならないと真の平和はない」と本気で言っていたり、かと思えば慈愛の精神で人に分け与えよと、関東大震災では家族に炊き出しを命じた。東日本大震災の復興に後藤新平がいればと言われた所以である。確かにこんな豪傑な政治家はもういない。特筆すべきはお2013/03/03
ばな
1
起伏がなくだらだらと長いので読みきるのが辛い。後藤新平ファンなので頑張りましたが。この本、誤字や日本語の使い方がオカシイ文があまりに多い。もはや間違い探しで遊べちゃう本。編集チェックされていないのか?2011/12/31
ホン
1
一生懸命にやり、その上 叡智を感じさせる人材には周囲からもそれなりの人物が惹きつけられるように寄ってくるようだ。児玉源太郎により台湾民政長官、満鉄総裁とまかせられ才能を発揮していく。関東大震災後の復興計画にも携わる。とにかく何をするにしても卓越した洞察力と分析により相応しい構想を練り実行に移してたようだ 当然魅せられたようにいろんな人物も応援してくれる 安田善次郎もその一人だったようだ 晩年にはボーイスカウトに力をいれたり人の育成にも貢献したようだ 正力松太郎もこの人に援助されてる。2011/09/14