内容説明
近代スポーツの誕生前夜、英国の政治は何を“排除”しようとしたのか。
目次
第1章 動物虐待法(一八三五)年と動物闘技の違法性―先行法との歴史的関連を通して(動物闘技の違法性と一八二二年法;一八三二年法案と特別委員会による調査報告書 ほか)
第2章 公道法(一八三五年)と公道でのスポーツ活動の違法性―関連法案の比較を通して(公道法の立法過程;公道でのスポーツ活動の違法性 ほか)
第3章 一九世紀イングランドにおけるスポーツと制定法―『チティの実用制定法集』第五版(一八九四年)を手がかりとして(『チティの実用制定法集』に基づく分類項目;制定法に基づくスポーツ関連諸規定 ほか)
結章 スポーツの近代化と刑法との歴史的関係(動物虐待法と公道法のスポーツ史的意義;制定法に基づくスポーツ規制の広がり)
補遺(一九世紀初頭ロンドンの闘犬文化複合―一八三二年の下院特別委員会報告書を手がかりとして;懸賞拳闘試合の違法性をめぐって)
著者等紹介
松井良明[マツイヨシアキ]
奈良工業高等専門学校教授。1964年大阪市生まれ。1986年奈良教育大学卒業。1988年奈良教育大学大学院修士課程修了。2008年博士(体育科学)(日本体育大学大学院)。専攻はスポーツ史、スポーツ文化論。スポーツ史学会理事(学会大会担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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