内容説明
昭和十九年、熊野灘沿岸に大津波襲来。鶴浜村の波高十一メートル。アカと疎外された女教師は児童を救うために、波に呑まれる―。彼女を想う若き寺僧は死者を弔うために観音浄土を目ざし小舟で死の海に―。一家の働き手を戦場に奪われて生活の道を失う家々。愛児が戦死しても泣くことすら禁じられていた時代。抒情あふれる珠玉の文学が「忘れてはならない闇の時代の奥」にあなたを誘う―。
著者等紹介
中田重顕[ナカタシゲアキ]
昭和17年6月20日、中国東北に生まれる。昭和41年から平成12年まで公立学校事務職員。平成2年から文学同人誌「文宴」同人。平成5年12月号「文学界」に同人誌優秀賞として「雪降る代々木正春寺」が掲載される。平成11年三重県文化奨励賞・文学部門受賞。平成12年6月号「文学界」に同人誌優秀賞として「黎明が丘暮れる」が掲載される。平成16年第10回鳥羽マリーン文学賞大賞受賞。平成17年三銀ふるさと三重文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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