内容説明
なぜ？高齢者も身障者もいきいき暮らしているのか。ここに最先端の介護技術・介護システムが、ここに未来型の国家・社会システムが。デンマーク大使館に勤務２３年。福祉王国の実態確認のため５年間かけて最前線を体当たり研修した体験記録。医療・介護・福祉関係者必読の書。
目次
第１章 「ルンデボー」県営ナーシングホーム
第２章 市営ナーシングホームと在宅訪問看護・介護サービス
第３章 コペンハーゲン近郊の高齢者住宅とそのホスピス機能
第４章 「介護の達人」ヘルパーの育て方
第５章 福祉関連機関訪問
第６章 知的障害者、精神障害者のたまり場
第７章 住民の健康生活メモ
第８章 病院訪問と実習
第９章 福祉と医療の融合と社会サービスネットワーク
著者等紹介
澤田真智子［サワダマチコ］
１９４７年北海道に生まれる。慶応義塾大学法学部卒業。米国に留学後、駐日デンマーク大使館に２３年間務める。現在、「マギーステーション」代表として社会サービスコーディネーターをめざしながら、福祉の充実に向けて活動している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
6
初読。日本の介護保険法は北欧・ﾄﾞｲﾂ・ｵﾗﾝﾀﾞの良いとこ取りと言われるがはたしてどうなのか、を調べに実際にﾃﾞﾝﾏｰｸの介護現場に行ったﾚﾎﾟｰﾄ。医療介護職経験者や福祉関係者(あるいはﾃﾞﾝﾏｰｸ滞在者)しかわからない部分もあると思うが興味深く読めた。もう少し、日本ではこうだがﾃﾞﾝﾏｰｸではこう、という対比を調べて書いてあればより良かった。2012/08/12
