内容説明
ポンペイ・トルコ・メキシコ・エジプト・オーストラリア・中国、そしてバリ島―壮大な遺跡の地は怨霊の密む異界との接点でもあった。鋭敏な感性がとらえた異色の深層紀行文学。
目次
ポンペイの夜(イタリア)
人形マヤ(メキシコ)
ITの神様(インドネシア)
豊饒の女神(トルコ)
砂漠のパスポート(エジプト)
天空のライトショー(オーストラリア)
我等の魂 この山に―旅順攻防戦(中国)
著者等紹介
渡辺早苗[ワタナベサナエ]
1936年東京に生まれる。フランス文学者田辺貞之助の次女。桐朋女子高等学校卒業。早稲田大学教育学部卒業。著書に『砂漠のパスポート』他。文芸同人誌「游」同人。国際ソロプチミスト東京‐葵会員。隅田川市民交流実行委員会会員
渡辺真幸[ワタナベマサユキ]
医学博士。1931年東京、浅草に生まれる。1943年慶応義塾大学普通部卒業。1955年慶応義塾大学医学部卒業。1965年現地で3代目渡辺医院を継承。2000年開院100周年を迎える。現在、慶応義塾大学医学部同窓会評議員会議長。ホームドクターの傍ら、学校医、産業医、労働衛生コンサルタント等を勤める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。