内容説明
20世紀のスポーツから21世紀のスポーツへ。「上昇志向」から「下降志向」へ。いま、スポーツ文化が大きく変化しつつある。ドーピング、ニュー・スポーツ、民族スポーツ・伝統スポーツ、舞踏、瞑想系身体技法、気、若者文化、身体、などを手がかりにスポーツ文化の「現在」に迫る。
目次
スポーツ文化の「現在」
現代スポーツに見るモラルとフェア
『ニュー・スポーツ』考―「ニュー・スポーツ」の「ニュー」とは何か、そのスポーツ史的アプローチ
『宇宙の花』考―大野一雄舞踏公演より
近代スポーツを拒否するアーミッシュ―17世紀・プロテスタントの生き証人
『伝統スポーツ国際会議』に参加して
新新人類「ヂベタリアン」考現学―スポーツ史的考察
著者等紹介
稲垣正浩[イナガキマサヒロ]
日本体育大学大学院教授。愛知県出身。1938年生まれ。スポーツ史専攻。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学
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