内容説明
世界制覇をはたしたヨーロッパ産の近代スポーツが抑圧・隠蔽したものはなにか。「否定性」の論理を脱構築し、「他者肯定」に立つスポーツ文化の起源をさぐる。
目次
スポーツ文化の脱構築
武道の復権―21世紀スポーツ文化のゆくえ
比較スポーツ文化論・序説―スポーツ文化の人文・社会科学的アプローチ
スポーツ文化にみる“西洋”と“東洋”
新しいスポーツ文化の創造に向けて―J・デリダの「脱構築」の概念を手がかりに
“わたし”の“身体”を考える―ジャン=リュック・ナンシー著『侵入者』に触発されて
著者等紹介
稲垣正浩[イナガキマサヒロ]
1938年生まれ。愛知県出身。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。愛知教育大学、大阪大学、奈良教育大学を経て、現在日本体育大学大学院教授。専攻はスポーツ史・スポーツ人類学。日本体育学会理事。前・スポーツ史学会会長
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