内容説明
日本人が知らない「人間世界」の正体。342年の白人支配から脱し、遂に黒人の多数支配を勝ち取った南アフリカ。その歩みに見る「植民地支配国の強欲と狡猾」「列強のエゴと権謀」「識見不足の独立運動リーダー」「踏みにじられる民衆の自覚と成長」…弱き国をむさぼり喰う国はあってもよかれとはからう強国はなかった。宗教は結局、だましの道具。自らの実力を養う以外に活路はどこにもなかった。
目次
第1章 植民地支配
第2章 アパルトヘイトと抗争
第3章 南アフリカ共和国と国防軍
第4章 ボタのディフェンス・ファミリー
第5章 勝利なき戦い
第6章 南西アフリカの終幕