内容説明
秀吉の手にかかり無実の罪で夫、武田元明を失い側室にされた絶望の佳人京極竜子に―うらみの炎を奥深く秘め父母の仇敵秀吉のシトネにはべる淀君に―関ヶ原合戦、東軍大津城にこもり猛将立花宗茂の攻撃を受けて自刃しようとする京極高次に―「生は尊厳にして死は天意に背くなり…」厳しくも高らかに奏でる戦国天使のうた。
目次
1 小谷山の人々
2 道誉桜
3 異国の教
4 戦慄
5 洗礼
6 流転
7 神父追放
8 従姉妹同志
9 殉教者
10 大津の城
11 堅信の秘蹟
12 泉源寺様
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- 鄭敏詩集 現代中国の詩人