内容説明
これがリーダーの理想像ナポレオンもビスマークも抱いて寝た「君主論」の真髄。数奇の運命にもてあそばれながら400年を生き抜き、悪の花の咲き狂う現代に至って強烈な光芒を放ちはじめた「奇蹟の名著と著者の謎」を探る碩学のライフワーク。
目次
1 ローマ法王にデスマッチを挑んだ勇気ある男の物語
2 いざお庭番(情報官)の出陣だ
3 悪虐の帝王(?)ボルジアとの運命的な出合い
4 中立か同盟か、フィレンツェは運命の十字路に立った
5 賽は投げられた
6 栄枯は夢かサン・カシアシの赤提灯
7 これが不滅の書「君主論」だ
8 晴れてよし、曇りてもよし
9 悪に勝つ兵法を解いたマキアベェルリの「君主論」
10 法王も拍手した喜劇「マンドラゴーラ」(日本名「いもりの黒焼」)