出版社内容情報
名作ミステリーを楽しみながら、英文法も深く理解できる!
文の意味は、そこで使われる単語や熟語に多くを依存しますが、文法によって決定される部分も決して小さくありません。
特に、文章、文脈という大きな単位での理解には文法力が欠かせません。
本書は、英語学習者がつまずきがちなポイントを中心に、文法的な注釈・解説を付けています。それを参照して英文を読み進めれば、脈絡のない知識の断片だった文法事項が、具体的にどんな場面でどんな役割を担い、どのような意味・ニュア
ンスを伝えるのか、体系的に整理されていきます。
学習者向けにリライトされた読みやすい英文を使い、語彙や表現に加えて文法も十分に理解して
精読し、正確に翻訳する力を鍛えることができる一冊です。
内容説明
雪で立ち往生した豪華列車。その中で起きた殺人事件。犯人は誰なのか?傑作ミステリーを読みながら英文法を身につける画期的な一冊。
目次
Murder on the Orient Express
日本語訳
本書を読み解くための重要英文法
著者等紹介
クリスティ,アガサ[クリスティ,アガサ] [Christie,Agatha]
1890‐1976。イギリス生まれの推理作家。1920年に30歳で作家デビューし85歳で亡くなるまで、長編小説66作、中短編小説156作、戯曲15作などを発表した。「ミステリーの女王」と呼ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coolflat
10
6頁。使用語彙が2000語レベルに制限され、総語数を14000語程度に抑えてリライトされているので、原書よりも楽に、楽しみながら無理なく読み切る事ができる。とはいえ使用する文法には特に制限がかけられていない。ネイティブスピーカーの自然な英語だ。そのため語句の表面的な意味は概ね理解できても、語形や語法、文の構造などに関する理解が追いつかず、文章の真意や筆者の意図を十分に把握できない事もあるかもしれない。本書では特に日本の英語学習者がつまずきがちなポイントを中心にして、英文に文法的な注釈・解説を付け加えてある2023/10/01