出版社内容情報
心にしみわたる新美南吉の世界が、日英対訳で楽しめる。
新美南吉は、幼くして母を亡くし、養子に出されるなど寂しい子ども時代を送り、初めての童話集を出した翌年に29歳でこの世を去りました。しかし、その短い生涯に代表作である「ごんぎつね」や「手袋を買いに」など、今も多くの人に親しまれる数々の名作を残しました。
本書では、心の通い合いや生き方といった普遍的なテーマを、美しい文章と巧みな心理描写で描いた物語18篇を収録。
今の時代にこそ読み返したい、“切なさ”や“あたたかさ”、そしてユーモアに彩られた作品たちを、日英対訳で堪能できる一冊!
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913‐1943。愛知県生まれ。4歳で母を亡くす。中学時代より文学に熱中し、童話、童謡の制作を始め、雑誌への投稿を重ねた。1932年には『赤い鳥』に『ごん狐』が掲載される。同年、東京外国語学校に入学。1934年頃から体調を崩すも、女学校の教員の職を得て、仕事と制作に励んだ。1943年、結核により29歳の若さでその生涯を閉じる
ブレーズ,マイケル[ブレーズ,マイケル] [Brase,Michael]
30年以上にわたって、日本の大手出版社に編集者として勤務。独立後、フリーの翻訳者・編集者として活躍。2005年に、オンデマンド出版社Japan&Stuff Pressを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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