内容説明
第三次世界大戦後、かつて英国のロンドンと呼ばれた地域で、ウィンスントンは暮らしていた。個人のプライバシーが剥奪され、男女の性愛が罪とされ、子どもが親を通報することが奨励され、日記を書くことが死刑相当の思考犯罪となる社会で。彼は忠実に歴史の改ざん業務に励んでいたが、胸には反体制の思いを秘めていた。そのこと自体が、思想犯罪に該当していた。「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」「史上最高の文学100」に選ばれた、ディストピア(反ユートピア)文学の最高傑作。
著者等紹介
オーウェル,ジョージ[オーウェル,ジョージ] [Orwell,George]
1903‐1950。イギリスの作家、ジャーナリスト。イギリス植民地時代のインドに生まれ、奨学金を得てイギリスの名門校で学ぶ。数年間ビルマで警察官を務めたが職を辞し、放浪生活をしながら執筆を始める。1945年出版の『動物農場』がヒットし、大きな名声と収入を得たが、晩年の『1984』はさらなる反響を呼び、文学界だけでなく20世紀の思想、政治に多大な影響を与えた
ライクネス,シーラ[ライクネス,シーラ] [Likness,Sheila]
精神看護専門看護師として長年病院現場に従事する一方、文筆家としても20年以上のキャリアを持つ。現在は保険会社に勤務してハイリスク患者の支援を行う一方、フリーランスのライターとして、看護に関する論文はもちろん、ノンフィクションから科学読み物、子供向け記事からCEOのブログまでさまざまな分野にわたり活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RmB
りょうへい
shinobu
さいごの砦