内容説明
140年前に外国人によって教えられたことが、いまの日本の地方再生に役立つのではないか?!英国人女性が、その鋭い観察眼と臨場感あふれる表現力によって綴った明治維新当時の日本の姿。豊かになったはずの日本人が失ってしまったものが、いま、ここに、見えてくる。
目次
1章 横浜から江戸へ(横浜、オリエンタル・ホテルにて 5月21日;横浜にて 5月22日 ほか)
2章 粕壁から日光へ(粕壁にて 6月10日;日光、金谷邸にて 6月15日 ほか)
3章 車峠から市野々へ(車峠にて 6月30日;車峠にて 6月30日 ほか)
4章 上山から神宮寺、黒石へ(上山にて;金山にて 7月16日 ほか)
5章 函館から平取へ(蝦夷、函館にて 1878年、8月;蝦夷、函館にて 1878年、8月13日 ほか)
著者等紹介
バード,イザベラ・ルーシー[バード,イザベラルーシー] [Bird,Isabella Lucy]
19世紀イギリスの旅行家、紀行作家。幼少時より病弱で、転地療養をきっかけに旅に親しむようになり、行く先々で妹にあてた手紙をまとめた旅行記が好評を博した。47歳のとき、明治11年の日本を旅した
ウェグナー,ニーナ[ウェグナー,ニーナ] [Wegner,Nina]
東京生まれ。幼少期を日本で過ごした後、カリフォルニア州サンフランシスコへ移る。フリーランス・ライター/編集者。ニューヨークのシラキュース大学でジャーナリズムを専攻、現在は世界中をまわりながら、国際問題や課題について執筆/編集をしている
牛原眞弓[ウシハラマユミ]
神戸大学文学部西洋比較文学科卒業。ロシア文学と英米文学を学び、チェーホフ、マンスフィールドなどを耽読、原書に親しむ。翻訳家を志して藤岡啓介氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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