内容説明
Adam’s apple「喉仏」から始まって、人類の歴史の流れの中で生まれてきた「おもしろい英語」の数々を「古代ギリシア編」「古代ローマ編」「中世編」「近世前編」「大航海編」「近世後編」「アメリカ大陸編」「近代編」「2つの世界大戦編」「戦後・21世紀編」の10章に分けて、順に紹介。
目次
混沌の神「カオス」
大地の女神「ガイア」
愛と美の女神「アフロディテ」
勝利の女神「ニケ」
芸術の女神「ミューズ」
乳房のない「アマゾン族」
「アキレス」の弱点
ギリシア人の贈り物
良き師「メンター」
「セイレン」の歌〔ほか〕
著者等紹介
小泉牧夫[コイズミマキオ]
英語表現研究家、英語書籍・雑誌編集者。1953年東京都生まれ。1977年青山学院大学卒業、出版社に入社。英語書籍・雑誌を中心に編集を行い、数多くの出版物を世に送り出す。同時に海外版権担当としてブックフェアに参加、世界各国の出版社と商談を行う。書籍や雑誌記事を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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midorino
6
英語の語源を古代ギリシアから21世紀までの歴史に照らし合わせながら紹介した本。boycottが人の名前だったり、pork,beefなどの肉の呼び方がフランス語由来だったりと初めて知ることばかりで、何度心の中で「へぇ〜〜っ!」と言ったことか。神話由来の言葉より、近現代以降にできた言葉の方が面白く感じた。個人的に一番嬉しかったのは、摂氏・華氏という日本語の由来が分かったこと。温度の目盛りを作った人の名前を中国語にしたものからきているとか。長年の謎が解けた。英語の本を読んで日本語の謎が解けたのが面白い。2017/07/04
gonzou ingandaruma
3
よくぞこれだけ英語表現を集めることができたものだとひたすら関心。年代順になっていて世界史の本にもなってます。世界史を学び直してもう一回読みたい。世にも面白い英語も気になる。2017/05/25
やむやむ
2
実は延長を重ねて読了までに2ヶ月近くを要した本書。つまらなかったからとかではなく、新書判二百数十ページのなかに、英語と西洋史がぎゅっと詰まっていたから。時々、他の本を開けて、頭をほぐしてまた読み進める感じで(苦笑)。年代を古代ギリシア編/古代ローマ編/中世編/近世前編/大航海編/近世後編/アメリカ大陸編/近代編/2つの世界大戦編/戦後・21世紀編と縦軸の歴史の中から生まれ変化してきた英語を縦横無尽に説明してくれる。フリーランスは中世の傭兵の持つ槍から出来た言葉なんだとか「へええー」の宝庫。2019/08/15
鵞鳥
1
英語も近隣諸受けて変化しているのだなぁ( ´∀`)2018/01/05
やまうち
0
☆112017/07/23