内容説明
舞台は19世紀半ばのロシア。欲望の権化のような父フョードルの元に、放り出されてよそで育てられた三兄弟が帰省する。それぞれ相異なりながらも色濃く父の血を引いた、激情家のドミートリイ、無神論者の秀才イワン、心優しき僧侶のアリョーシャというカラマーゾフ三兄弟。長男ドミートリイは、遺産と愛人グルーシェンカとの関係を巡って父と争ううちに、父の金を奪う計画を立て始める。殺人、愛憎、善と悪、人間と信仰など、さまざまなテーマが絡み合う、文豪ドストエフスキー最後の超大作。
著者等紹介
ドストエフスキー,フョードル[ドストエフスキー,フョードル] [Dostoevsky,Fyodor]
1821‐1881。19世紀のロシアを代表する作家。モスクワの貧民救済病院の医師の次男として生まれ、15歳までモスクワで暮らす。工兵学校生時代と作家時代を送ったサンクトペテルスブルグは、物語の舞台として数々の作品に登場する。1846年、『貧しき人々』でデビュー。1849年、社会主義運動のサークルに所属していた件で捕まり、シベリアの牢獄へ送られる。以後、俗に五大長編と呼ばれる小説群『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』を書き上げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
85
薄さにびっくりカラマーゾフ! リライト英語(レベル4) ストーリーだけサクッと。 大審問官シーンとかは丸っと抜かしてある。あ、ちょっとしたミステリだったんだこの話は。 ソルジェニーツィンとついつい比べる、この時代の方がまともな裁判あったんですね。2021/01/02
へんかんへん
4
かなり進歩してる感ある2017/05/14
pino
2
あらすじがきっちり頭に入って、よーし、本作を読むぞ!という気持ちになれました。2020/03/28
Sugar
1
筋は分かった 2025/07/30