内容説明
「我が祈り、我が希望、我が無償の奉仕」を捧げる日本を正しく世界に伝えるために内村鑑三が英語で著した世界的名著!新しい日本を創った政治家・西郷隆盛、公平無私を貫いた封建領主・上杉鷹山、荒廃した村々を復興した農業指導者・二宮尊徳、あらゆる卑しさから日本を守った教育者・中江藤樹、宗教の真髄を教えてくれた仏僧・日蓮上人。内村鑑三が選んだ5人の日本人。
目次
第1章 西郷隆盛―新日本の創設者(1868年の日本の維新;出生、教育、感化 ほか)
第2章 上杉鷹山―封建領主(封建制度;人と事業 ほか)
第3章 二宮尊徳―農民聖者(19世紀初頭の日本の農業;少年時代 ほか)
第4章 中江藤樹―村の先生(昔の日本の教育;青年時代 ほか)
第5章 日蓮上人―仏僧(日本の仏教;生誕と出家 ほか)
著者等紹介
内村鑑三[ウチムラカンゾウ]
1861‐1930。明治・大正期のキリスト教伝道者、思想家、聖書学者、文学者。万延2年江戸小石川の武士長屋に生まれる。東京外国語学校を経て札幌農学校に学ぶ。在学中1878年に受洗。洗礼名はヨナタン。1882年、札幌独立基督教会を設立。1884年に渡米、アマースト大学、ハートフォード神学校に留学。1888年に帰国。1891年、第一高等中学校講師のとき、教育勅語奉読式で敬礼を拒否し(不敬事件)、退職。執筆活動をはじめ、1897年『万朝報』の英文欄主筆となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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