内容説明
「DISNEYLAND DADDYという洒脱な表現に込められた、子どもと父親の悲惨な状況とは?」「手錠をかけられているのに、なんだか羨ましいGOLDEN HANDCUFFS!」英語表現の謎やその成り立ちを面白おかしく解き明かすアカデミック・エッセイ!
目次
人生編 From Cradle to Grave
仕事編 Funny Business English
洒落た表現編 Witty Expressions
恐怖表現編 Frightening Phrases
動物編 Animal Phrases
人体編 Bodily Phrases
植物編 Floral Expressions
色彩編 Colorful Phrases
人名編 Famous Names
地名編 Famous Places
数字編 Number Phrases
著者等紹介
小泉牧夫[コイズミマキオ]
英語表現研究家、英語書籍・雑誌編集者。1953年東京都西多摩郡羽村町(現羽村市)生まれ。1977年青山学院大学卒業、出版社に入社。英語書籍・雑誌を中心に編集を行い、数多くの出版物を世に送り出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
踊る猫
25
この御時世、ググれば大抵のスラングなんて解読出来る。だからトリヴィアを豊富に取り入れただけの本になんて面白味はない。その意味ではこの本は良い意味でも悪い意味でも面白い。著者の活きた体験が豊富に盛り込まれており、そうした私的体験/思い出話を読むだけでもなかなか味があるというもの。従ってチャート式な他の本とは違ってくだくだしいところがあるのだけれど、脱線話の多さもまた愛嬌として捉えられるから不思議だ。これはもう、名門の予備校の英語教師の面白さですね。ただ、鵜呑みにするといけない胡散臭い話もチラホラある気も……2019/02/21
Yuuki.
20
様々な英語表現の由来や、その言葉に関する著者のエピソードが綴られていて、豆知識本のようで面白かった。知らなかった表現もいくつか学べたし、知っていたけどパッと出てこなかったり使い方が明確に分かっていなかったりした表現も、言葉のバックグラウンドを読んだら頭に残りやすいし使い方もハッキリ分かったので読んで良かった。2019/05/11
minimu
17
言語とはすなわち文化であるので、こうして「なぜこういう表現をするのか?」と掘り下げていくことは、文化を知り言葉を覚えるために効果的だと思います。それに何より楽しい。日本との比較もできるしね。例えばborn with a silver spoon in his mouthから、欧米では銀のスプーンを出産祝いに贈ることがある一方、日本では出産祝いとして櫛や鏡を贈るのはタブー、など。時々無駄な下ネタが入るので、そのあたりは流して読めば面白いです。2016/02/06
法水
4
英語の様様な表現を人生、仕事、動物、人体、植物、色彩、人名、地名、数字などに分類して紹介。著者が最後に書いているように若干、取り留めもない文章ではあるけど、語源についても詳しい説明があって勉強になった。ただ、Kindle版では単語同士がくっついている箇所が山ほどあり、本書でも紹介されている「#hr」という校正記号を入れたくなった。他にも明らかに数行飛んでいる箇所があったのだけど、発売から3年近く経ってもそのままということは誰も変に思わなかったのかねぇ。2017/12/01
たろいも
4
昔、一生懸命英語を勉強していた時、覚えやすかったニュアンスが沢山出てきた、こういう風に意味合いがわかると頭にさらりと入るから楽しい、ほとんど口語だから文語やビジネスでは使わないだろうけど、覚えて損はない。ボーリングのターキーとか適当すぎる。ただ作者は相当アメリカや英語が好きなんだろう、奥が深く面白いと意見があったが…自分としては中国語、漢字の方が相当奥が深いと思う。それは中国語が好きなわけではいのだが…最近聞かないね、領土問題2017/11/10