内容説明
王女と新聞記者の、ローマを舞台にした一日だけの恋物語。日々の公務で窮屈な生活を送る王女アンが新聞記者のジョーと出会い、スペイン階段、真実の口など、ローマの観光スポットをまわり休日を満喫する。新人女優であったオードリー・ヘップバーンがアン王女を演じ、映画は大ヒットを記録した。レベル2、総単語数10,000語。
著者等紹介
ハンター,イアン・マクレラン[ハンター,イアンマクレラン][Hunter,Ian McLellan]
1915‐1991。イギリス生まれの脚本家。映画化された『ローマの休日』が、主演のオードリー・ヘプバーンが最優秀主演女優賞をとるなど注目され、ハンターにも最優秀脚本賞が与えられた。だが、実は名義をアメリカ人脚本家のダルトン・トランボに貸しただけという事実が後に判明した。他に20本ほどの脚本を発表しているが、『ローマの休日』ほどのヒットには恵まれなかった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
72
英語が苦手&遠ざかっているので比較的読みやすい本をチョイス。ほぼ映画通りの展開で楽しみました。 2021/12/01
SOHSA
33
《購入本》多読8冊目。オードリー・ヘプバーン主演の同名映画はあまりにも有名だが、本作は映画にかなり忠実に書かれているので、読みながら映画の各シーンが目の前に浮かび上がった。真実の口へ手を入れるシーンや船上でのダンスパーティ、最後の記者会見、どの場面もみな胸が熱くなる。久し振りにもう一度映画が観たくなった。2017/06/19
Prince of Scotch
22
超有名映画の縮約版だ。ある程度の英語力を有し、この映画を観たことがある人ならば、さまざまなシーンを思い浮かべつつ容易に読み進められるに違いない。語彙と英文法は中学生レヴェルと思われるので、学生&生徒さんには多読用の恰好の教材とも言えよう。ストーリーについては敢えて言及しないが、最も印象に残った英文を紹介して〆たいと思う:“By all means, Rome. I will never forget my time here,for as long as I live.”2020/11/21
ヒナコ
14
とある国の王女と新聞記者のラブストーリーである言わずと知れた原作が、英語多読学習者むけに簡単にリライトされている。細かい描写は乏しく、梗概だけがまとめられているという感じだが、原作のプロットの面白さもあって十分に楽しめた。 二人が仲間と過ごすつかの間の破天荒な時間がとても愛しく、その愛しさの効果で、最後のシーンの別れがより切なく感じた。記者の男が部屋から立ち去る本書のラストシーンは、簡単な英語でなかなかに読ませるものがあり、思わずほろりとしてしまった。2023/01/24
ふろんた
12
英語多読。2016/08/23