内容説明
「独身で財産をもっている男性なら妻を欲しがっているに違いないというのが、一般に知られている真理である」―18世紀末、女性に財産相続権がなく、条件のよい結婚をすることがすべてだった時代。5人の娘をもつベネット家の近所に、独身の資産家が越してくるところから物語は幕を開ける。イングランドの田舎町を舞台に、高慢(pride)と偏見(prejudice)によって邪魔される男女の恋を緻密にあざやかに描き出したイギリス女流文学の最高峰。
著者等紹介
オースティン,ジェイン[オースティン,ジェイン][Austen,Jane]
1775‐1817。イングランド・ハンプシャー州に生まれる。10代のころから小説や詩を書き始め、1811年に『分別と多感』を匿名で自費出版、13年に改稿した代表作『高慢と偏見』を発表。イングランド中流社会に生きる女性の恋愛や平凡な家族を描き、登場人物の心理を緻密に書き上げた作品群は、イギリス女流文学の最高峰と今日も名高い
寺沢美紀[テラサワミキ]
米プリンストン大学卒業。ヨーロッパ文化およびロマンス諸語を専攻。フランスではInstitut d’´Etudes Francaises d’Avignonで学び、エックス・アン・プロヴァンスにあるFondation Saint‐John Perseで翻訳家として働く。現在は夫と共にカリフォルニアに在住。教育系出版社で編集を務める傍ら、フリーランスの翻訳家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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