内容説明
紫の上のことが頭から離れない源氏は、ある晩彼女の屋敷を訪れる。新たに始まる紫の上と源氏の生活、藤壷の深い苦悩、深窓の姫君末摘花、情熱的な朧月夜との駆け引き。一方で葵の上と六條御息所は対立を深めてゆく。成長する源氏自身も運命の波に巻き込まれて…。源氏物語の世界を躍動感あふれる英語で再話。
目次
1 WAKAMURASAKI
2 SUETSUMUHANA
3 FUJITSUBO & OBOROZUKIYO―GENJI’S DIARY
4 AOI & ROKUJO
5 GENJI’S MEMORIES
著者等紹介
ヴァーナム‐アットキン,ステュウット[ヴァーナムアットキン,ステュウット][Varnam‐Atkin,Stuart]
英国出身。オックスフォード大学卒業。在日30年、ライター、ナレーターとして活躍。大学で教鞭も執る。相撲解説や伝統芸能の番組に声の出演、また昔話やシェイクスピア作品などの翻案に携わるほか、宮沢賢治の作品や養老孟司の「バカの壁」など日本人作家の翻訳も数多く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。