内容説明
本書は、ダイヤモンド発見(一八六七年)から国民党単独政権成立(一九四八年)までの時期に、南アフリカ(以下、南ア)においてイギリス本国政府も交え、少数白人である英系白人とアフリカーナー(オランダ系白人)が同国の覇権獲得闘争をどのようにして展開したのかを明らかにしていく。
目次
第1章 カーナヴォンの南アフリカ連邦結成とその背景
第2章 ジェームソン侵入事件とランド金山会社をめぐる諸問題
第3章 アングロ・ボーア戦争の危機とトランスヴァール共和国における諸問題
第4章 オランダの反革命・信仰復興運動とアフリカーナーのナショナリズム高揚運動―新・カルヴィン主義者の役割を中心として
第5章 アングロ・ボーア戦争後におけるアフリカーナー・ナショナリズム復興運動―文化闘争から政治闘争へ
第6章 アフリカーナー・ナショナリズムとアフリカーナーの経済闘争―「民族の団結」運動から「経済運動」へ
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