内容説明
本書は、「労働力の売買」問題、すなわち、労働力の「売」と「買」を巡る問題を主要テーマとして、それらを経済学的に解明していくことを基本的な内容としている。具体的には、労働市場・顧用構造、賃金水準・賃金構造、労働時間、労働者生活―が主テーマとなる。また、労働力の販売の立場としての労働者、労働者の団結体としての労働組合、労働力の購買の立場としての使用者(経営者)あるいは使用団体(経営者団体)の組織形態・機能―といった労使関係論の範疇の属する領域も分析・研究の対象として包含される。
目次
第1章 労働経済論の研究視点と対象領域
第2章 労働市場・雇用問題の分析
第3章 賃金問題の分析
第4章 労働過程・労働時間・労働環境と労働者生活
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- 和書
- 歪んだ波紋