出版社内容情報
努力して努力して力を入れて入れて、
それでもどうにもならなくて、
一切を放ち忘れたときに、
天地の気に満たされる――。
鎌倉を代表する古刹・臨済宗円覚寺派管長が日ごと綴る、
「僧堂提唱」「今日の言葉」「今日の出来事」から精撰。勇気が湧く言葉の数々!
自己を捨て切って、放ち忘れて、天地の気と一つになるのです。
それには、自分の意図や、作為など一切を捨て果てることが必要です。
努力して努力して力を入れて入れて、それでもどうにもならなくて、
一切を放ち忘れたときに、天地の気に満たされたとでもいうべきでしょう。(「浩然の気」より)
[目次より]
「臨済」のいわれ/五事を調える/やはり、坐るのが楽しい/となふれば仏もわれもなかりけり/自己を完成させるのが先か、人をすくうのが先か/いよいよ、分からなくなる/嬉しがらせの名人/悪人も仏心/繰り返しの尊さ/愚にかえる/無の一字/浩然の気/待つこと/道、遠からんや/無常/外に求めないからこそ ほか
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