出版社内容情報
描かれたものから目を背けなかったバージャーだからこそ
辿り着いた、美術批評の極北がここにある。
◇若林恵、保坂健二朗 推奨!◇
英国最高峰の批評家が、満を持して美術史に挑む野心作。
50年以上にわたる著作から編集されたテクストで、数千年にわたる美術の歴史を紡ぎ出し、
バージャーの美術批評の全体像を余すことなく伝える決定版。
【収録作品】
クロード・モネ
フィンセント・ファン・ゴッホ
パブロ・ピカソ
ヘンリー・ムーア
フランシス・ベーコン
ジャクソン・ポロックとリー・クラズナー
ジャン=ミシェル・バスキア
ランダ・ムダー(パレスチナの現代アーティスト)
ほか
「思索とエネルギーに満ちた、刺激的な一冊……バージャーの言葉と図像は、年齢と習慣に支えられた穏やかな語り口で、世界の荒廃とありふれた暮らしをひるむことなく生き生きと描き出す」
――コリン・マッケイブ、『ニュー・ステーツマン』紙
「バージャーの文章を読んでいると、もっと知りたいという気持ちが沸き起こってくる……好奇心を?き立てる、力にあふれた知性と才能の持ち主」
――『ニューヨーク・タイムズ』紙
「このきわめて優れた新刊で、ジョン・バージャーは、肖像画がわれわれの目をとおして語りかける物語によって歴史を再発見し再構築するプロセスに乗り出した。優れた語り手であるバージャーの指摘は実に鋭く、興味を?き立てずにはおかない。われわれの時代の最も偉大な文筆家のひとりだ」
内容説明
英国最高峰の批評家であるバージャーが、満を持して美術史に挑んだ野心作。ヘンリー・ムーア、ジャクソン・ポロックからバスキア、トゥオンブリーなど近・現代美術の批評を収録。
目次
エドガー・ドガ(一八三四~一九一七年)
フェルディナン・シュヴァル(郵便配達夫シュヴァル)(一八三六~一九二四年)
ポール・セザンヌ(一八三九~一九〇六年)
クロード・モネ(一八四〇~一九二六年)
フィンセント・ファン・ゴッホ(一八五三~九〇年)
ケーテ・コルヴィッツ(一八六七~一九四五年)
アンリ・マティス(一八六九~一九五四年)
パブロ・ピカソ(一八八一~一九七三年)
フェルナン・レジェ(一八八一~一九五五年)
オシップ・ザッキン(一八九〇~一九六七年)
ヘンリー・ムーア(一八九八~一九八六年)
ピーター・ラースロー・ペリ(一八九九~一九六七年)
アルベルト・ジャコメッティ(一九〇一~六六年)
マーク・ロスコ(一九〇三~七〇年)
ロバート・メドレー(一九〇五~九四年)
フリーダ・カーロ(一九〇七~五四年)
フランシス・ベーコン(一九〇九~九二年)
レナート・グットゥーゾ(一九一一~八七年)
ジャンソン・ポロック(一九一二~五六年)
ジャクソン・ポロックとリー・クラズナー(一九〇八~八四年)〔ほか〕
著者等紹介
バージャー,ジョン[バージャー,ジョン] [Berger,John]
1926年、ロンドン生まれ。美術批評家、脚本家、小説家、ドキュメンタリー作家。美術批評家として知られるほか、フィクション作品もあり、『G.』(新潮社)でブッカー賞を受賞。2017年没
オヴァートン,トム[オヴァートン,トム] [Overton,Tom]
アーカイブキュレーター。大英図書館にてジョン・バージャーのアーカイブ目録の作成を担当。ホワイトチャペル・ギャラリー、サマセット・ハウス等での展覧会のキュレーション経験がある
藤村奈緒美[フジムラナオミ]
1973年生まれ。東京大学文学部言語文化学科卒。司書職を経て翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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