幻覚剤と精神医学の最前線

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幻覚剤と精神医学の最前線

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794227409
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0045

出版社内容情報

うつ病やPTSD、依存症の治療に、
LSDやMDMAなどの幻覚剤が
非常に高い効果を発揮するというエビデンスが続々!
第一人者にして世界的権威の著者が、研究の最前線を報告する。

もうすぐ、うつ病は幻覚剤で治す時代に

精神医学と神経科学の世界に今、革命の大波が押し寄せようとしている。
うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の患者に対し、LSDやMDMA、マジックマッシュルームなどの幻覚剤投与を伴う治療を1~2回行うことで、大きな改善が見られるというエビデンスが蓄積しつつあるのだ。さらには、強迫性障害、摂食障害や依存症、慢性疼痛に対しても、非常に強力な治療法になり得ると目されている。
うつ病やPTSDなどいくつかの疾患の幻覚剤療法について、米国などでは臨床試験や承認申請が進んでおり、近いうちに実用化が見込まれている。それだけではない。すでにオーストラリアでは、MDMAのPTSDへの処方と、サイロシビン(マジックマッシュルームの有効成分)のうつ病への処方が認められている。

 幻覚剤には、とかく異論反論、流言飛語がつきまとう。幻覚剤の危険性・有害性は著しく誇張され、喧伝されてきた。神経精神薬理学の世界的権威として知られる著者デヴィッド・ナット教授が最新の研究成果を伝える本書は、幻覚剤に対する読者の考えを一変させ、うつ病などの疾患の治療に大きな希望を与えるだろう。

〔内容より〕
●幻覚剤は脳の可塑性を高め「再配線」させることで病を癒す
●幻覚剤は繰り返される固着した思考から脳を解放する
●オーストラリアではすでにMDMAなどを使った治療が合法化
●幻覚剤の有害性は著しく誇張されている。不合理な規制の裏側
●しかし幻覚剤を使った自己治療は危険。決して勧められない

目次
第1章 幻覚剤研究のルネサンス
第2章 幻覚剤とは何か――古典的幻覚剤:LSD、マジックマッシュルーム、アヤワスカ
第3章 非古典的幻覚剤入門――MDMA、ケタミン、イボガイン
第4章 幻覚体験中の脳内では何が起きているのか
第5章 うつ病に対する幻覚剤療法の研究
第6章 幻覚剤療法の歴史と実践
第7章 幻覚剤を用いた依存症の治療
第8章 MDMAを用いる療法――PTSDとトラウマの治療、人間関係の修復
第9章 幻覚剤による神秘体験とその効用
第10章 古典的幻覚剤をうつ病以外に用いる――不安症、疼痛、摂食障害、ADHD、強迫性障害
第11章 マイクロドージングの効果を探る
第12章 MDMAの危険性は大幅に誇張されている
第13章 幻覚剤の依存性と危険性の真実
おわりに 幻覚剤の未来に向けた重要な問い

内容説明

うつ病やPTSD、依存症の治療に、LSDやMDMAなどの幻覚剤が非常に高い効果を発揮するというエビデンスが続々!第一人者にして世界的権威の著者が、研究の最前線を報告する。

目次

第1章 幻覚剤研究のルネサンス
第2章 幻覚剤とは何か―古典的幻覚剤:LSD、マジックマッシュルーム、アヤワスカ
第3章 非古典的幻覚剤入門―MDMA、ケタミン、イボガイン
第4章 幻覚体験中の脳内では何が起きているのか
第5章 うつ病に対する幻覚剤療法の研究
第6章 幻覚剤療法の歴史と実践
第7章 幻覚剤を用いた依存症の治療
第8章 MDMAを用いる療法―PTSDとトラウマの治療、人間関係の修復
第9章 幻覚剤による神秘体験とその効用
第10章 古典的幻覚剤をうつ病以外に用いる―不安症、疼痛、摂食障害、ADHD、強迫性障害
第11章 マイクロドージングの効果を探る
第12章 MDMAの危険性は大幅に誇張されている
第13章 幻覚剤の依存性と危険性の真実

著者等紹介

ナット,デヴィッド[ナット,デヴィッド] [Nutt,David]
ケンブリッジ大学医学部卒業、オックスフォード大学にて医学博士号取得。英王立内科医学会フェロー、英王立精神医学会フェロー、英薬理学会フェロー、英医科学アカデミーフェロー、バース大学名誉法学博士。精神科医。インペリアル・カレッジ・ロンドン付属ハマースミス病院医学部脳科学部門の神経精神薬理学教授。精神薬理学を専門とし、精神医学や神経学における薬物治療の作用について、またなぜ人はアルコールなどの薬物を使用し、中毒になるのかといった観点から、薬物が脳におよぼす影響を研究している。慈善団体DrugScience.org.ukの創設者であり、現在は会長を務める。また、オープン大学とマーストリヒト大学の客員教授でもある

鈴木ファストアーベント理恵[スズキファストアーベントリエ]
学習院大学法学部政治学科卒業、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)国際関係学修士課程修了。外資系企業、在ドイツ経済振興組織などでの勤務を経て、英日・独日翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

y

3
「誰がために医師はいる」を読んだ時にも思ったのですが、薬物依存や薬物に対する偏見に気づかされました。 古来から使われている幻覚剤には、そのコミュニティ内での有用性や意義があり、グローバルで一律に禁止薬物とするのは乱暴だと思いました。2025/04/15

anaggma

3
今後発展していくのは間違いないなぁ2025/01/26

たかひろ

2
従来世界中で危険とされてきた、LSD、MDMA、マジックマッシュルーム、アヤワスカなどの幻覚剤が、そこまで危険でもなく種々の精神疾患に効くことが分かってきて、その効用について縷々述べた本。人間は成長するにつれ自分独自のものの見方や自我(DMN)を発達させるが、それが思考の枠となり本人を苦しめる。しかし、幻覚剤を使用することでその枠を外せる(脳の神経回路を組み直す)という。アーティストが昔から創作活動に幻覚剤を使ってきたのには合理性がある。日本でも研究して、うつ病の治療やもっと気軽に使えるようになってほしい2024/12/24

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