出版社内容情報
世界最古の木造建築である法隆寺に込められた、古代日本人の技術と知恵を、
豊富なイラストと分かりやすい文章で徹底解説!
法隆寺が世界の最古の木造建築であることはひろく知られていますが、
その価値はただ古いということにだけあるのではありません。
ほんとうの価値はむしろ、これらの建造物をとおして、古代日本人がもっていた
技術や知識や知恵を知ることができることにあるのだと思います。
しかし、これまで、技術や知恵の具体的なあらわれである
法隆寺建築の過程をあきらかにした本はありませんでした。
これは、法隆寺の解体修理にあたった棟梁と、建築史家と、
建築科の出であるイラストレーターの三人が協力して、
法隆寺がどのようにして建てられたかという難しい問題を解き明かした本です。
この本をとおして、私たちは古代日本人の技術や知恵が想像以上にすぐれたものであったことを知るでしょう。
*本書は1980年に当社より刊行した『法隆寺』の普及版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
才谷
2
過去の記録や修理の過程で判明したことからここまで詳細に建築した時の様子がわかるものかと驚きである。中国から初めて寺院建築が伝わってきて、そのまま再現した所・日本風に試行錯誤した所・以後の寺社では見られなくなった所など法隆寺が今残っているからこそ比較検討できるのだなと思った。2023/11/28
Takashi
0
この本、子供の頃に読んでたら夢中になって何度も読み返したかも。最先端の工学や建築も面白いけど、古代の木工建築もすごい。こんなにもたくさんの技術とそれを操る職人、そして全体を統率する棟梁とがいて立つんだなと感心。世界最古の木造建築にして、美しく力強いデザイン、そして聖徳太子一族に因縁のある法隆寺、ぜひとも再訪したい。一方、法隆寺建立の頃には、ひのきの大木は既に枯渇しはじめていたとのこと。永く残る美しい建物のためとは言え、人間の業は深い。2026/04/28




