出版社内容情報
「生徒の命を守る」「開かれた学校」「アクティブラーニング」など
教育行政の指針から来た、美辞麗句、空疎なスローガンが
教師の仕事をかえって混乱させ、教育現場の崩壊を招いている。
生徒の命を守ること、その実「生徒に振り回される」時間のなんと多いことか。
公教育はいまや一般の「商品」「サービス」と同じになっている。
教師は何でもやらなければならない「ドラえもん」のような存在と成り果てた。
現場を知らない管理職、トンチンカンな教育行政、わがままなお客様感覚の生徒・親に挟まれて、
日夜奮闘する教師たちは疲れ切っている。現場教師からの悲痛な報告。
内容説明
「生徒の命を守る」「開かれた学校」「アクティブラーニング」など教育行政の指針から来た、美辞麗句、空疎なスローガンが教師の仕事をかえって混乱させ、教育現場の崩壊を招いている。生徒の命を守ること、その実「生徒に振り回される」時間のなんと多いことか。公教育はいまや一般の「商品」「サービス」と同じになっている。教師は何でもやらなければならない「ドラえもん」のような存在と成り果てた。現場を知らない管理職、トンチンカンな教育行政、わがままな、お客様感覚の生徒・親に挟まれて、日夜奮闘する教師たちは疲れ切っている。現場教師からの悲痛な報告。
目次
はじめに 学校と教師がかかえる悪循環
第1章 生徒に振り回される教師たち―最優先は子どもの命
第2章 外の世界が押し寄せる―カルチャースクール化する学校
第3章 教育はいまや商品・サービス―強制される部活動顧問
第4章 知識なき管理職―尊重されない専門家
第5章 教師は「都合のよいドラえもん」―自由も自主もない現場
第6章 教育行政が現場を支配―はびこっていく官僚主義
著者等紹介
喜入克[キイレカツミ]
1963年、東京生まれ。立命館大学文学部卒。1988年から都立高校の教師となる。2012年~2018年まで、三つの都立高校で、副校長を務める。管理職として都立高校の改革を目指したが、うまくいかなかった。そのため、2019年から、管理職を辞めて、一教師に戻る。現在、東京23区内の都立高校の生徒部主任。教科は国語科。プロ教師の会(埼玉教育塾)の会員、都立高校の現場から、教育を考えるミニコミ誌『喜入克の教育論「空色」』を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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