死体解剖有資格者―法人類学者が見た生と死との距離

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死体解剖有資格者―法人類学者が見た生と死との距離

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  • サイズ 46判/ページ数 592p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794226013
  • NDC分類 498.94
  • Cコード C0040

出版社内容情報

法人類学・法解剖学の世界的権威、英国BBC Two局「長期未解決怪事件ファイル:歴史上のコールドケース」の進行役、ブラック教授が綴る、個人識別技術と身元鑑定にまつわるミステリー風回顧録。

死体解剖資格認定の解剖学教授として後進の指導にあたるかたわら、時には法人類学調査官として警察捜査を支援、時には英国法医学チームの一員として大惨事、大災害、ジェノサイドの現場に赴き、犠牲者の身元の特定に奮闘する。骨片、爪、毛髪等の硬組織のみならず、軟組織付着の遺体の剖検を通じ、先端科学技法を駆使し死体を精査、故人がいかなる最期を迎えたかを見極める。

サルティア・ソサイエティ賞ミステリー部門賞受賞作品。

内容説明

法人類学・解剖学の世界的権威、英国BBC Two局「長期未解決怪事件ファイル:歴史上のコールドケース」の進行役、ブラック教授が綴る、個人識別技術と身元鑑定にまつわるミステリー風回顧録。死体解剖資格認定の解剖学教授として後進の指導にあたるかたわら、時には法人類学調査官として警察捜査を支援、時には英国法医学チームの一員として大惨事、大災害、ジェノサイドの現場に赴き、犠牲者の身元の特定に奮闘する。骨片、爪、毛髪等の硬組織のみならず、軟組織付着の遺体の剖検を通じ、先端科学技法を駆使し死体を精査、故人がいかなる最期を迎えたかを見極める。サルティア・ソサイエティ賞ミステリー部門賞受賞作品。

目次

無言の教え人
細胞と人間
近親者
身近な人の死
灰は灰に
骨よ、骨よ、骨よ!
遥かなる想い
御屍:遺体発見
死体損壊
コソボ〔ほか〕

著者等紹介

ブラック,スー[ブラック,スー] [Black,Sue]
スコットランド・インヴァネス市出身。法人類学者、解剖学者。ダンディー大学解剖学部法人類学教授、ランカスター大学副学長代理を経て、現職はオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ学長。英国王立人類学協会会長。法医解剖学および法人類学の世界的権威。解剖学的特徴による個人識別技術に詳しく、コソボ紛争での大量虐殺犯罪の法医学的調査やスマトラ島沖地震の津波犠牲者の身元特定に尽力。英BBC制作の「History Cold Case」(長期未解決事件ファイル:歴史上のコールドケース)のホスト役

横田淳[ヨコタジュン]
群馬大学医学部卒、医学博士、国立がん研究センター研究所・多段階発がん研究分野分野長、スペイン・国立癌予知個別化医療研究所・ゲノム生物学研究室グループリーダーを経て現在に至る。現職、一般社団法人巨樹の会五反田リハビリテーション病院勤務。300報以上の英語論文を執筆している

倉骨彰[クラホネアキラ]
翻訳家。数理言語学博士。テキサス大学オースチン校大学院言語学研究科博士課程修了。同校で自然言語処理を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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leo

11
この本でなんと言っても秀逸なのは邦題だと思う。原題とは全然違うこのタイトル。なぜに解剖医ではなく、死体解剖の資格を有していると言うだけでこんなにもミステリアスな響きを持つのか(実際筆者の肩書きが多すぎてこう称するしかなかっただけかもしれないけど)。ミステリータッチな自伝とのことだけど実際ミステリー風になっていくのは第8章以降からかと思う。コソボでの体験は子を持つ親としては悲痛な思いだった。死体解剖に携わる筆者ならではの死に対する考えが面白い。2023/10/25

naohumi

5
人の生死とは。自分なりの問いが立った。人体の仕組みについて。身近な人の死について。また、その哀しみについて。様々な遺体に関する具体的な記述もあったり読み進めると哀しさ、儚さ、怖さ、自分ならどうするか?等自分なりに考える事が多い。「生きる」事を肯定しつつ、自分がいつ死んでしまうかは分からない。生きる事も死ぬ事も大切に考える必要がある。また、そう考えて生きる事が生きる上での深さに繋がる。モヤモヤが残るがそんな事を考えさせられた。2023/01/22

takao

4
ふむ2023/04/26

鴨ねぎ

2
当たり前がそうでない、解説され納得した。死体解剖まで儲け話に結び付けるとは驚きだ。解剖すると色々分かってくる、胃の内容物で死亡時間を推測するのは、皆知っていると思う。タイトルだけ見ると引いてしまうが、内容しだいで小説を読む時に「もしかして伏線?」と知識になる読み物でもあるのかと思いました。作家の方には「これ使えるな!」と小説のヒントになる内容でもあり、間違えると犯罪のヒントで危険かなと。一部は伏せてあるのでいいのだけど、毒にも薬にもなるのだと思いました。2023/04/14

nɹnʎɐɥ

1
ここ数年で1、2を争う面白い本。著者の家族との死別の話も共感する部分が多かったが、やはり圧巻なのはコソボでの虐殺現場での活動についての章だった。双子の遺体をまとめず、それぞれ別々に遺族に渡そうとする著者の執念とプロ意識に感服する。読む前はどんなに凄惨な記載が多いかとも思ったが、むしろ終始一貫した著者の「遺体に対する敬意」に対して爽やかな読後感を抱いた。また「心の中にいくつも部屋を作って」心を防御しているという記載も興味深かった。著者の他の本や、英国での出演番組も観たくなった。翻訳も読み易い。2023/04/19

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