出版社内容情報
子どもの感情に注目して共感の言葉を返すだけで、子どもが驚くほど素直に、前向きになる!親のスキルが身につく本。
内容説明
親がこんな言葉を返せば、問題は自然に解決します!親も子どもも怒らずにすむ話し方・聞き方の「コツ」教えます。
目次
1章 親しみを生む親子の会話
2章 子どものためになるほめ方と怒り方
3章 この言い方が事態を悪化させる
4章 責任感を育てるために
5章 罰しないでしつける方法
6章 イライラしないで過ごすために
7章 ねたみと嫉妬にどう対応するか
8章 子どもの不安にどう対応するか
9章 性的な話題にどう答えるか
10章 思いやりのある話し方を学ぼう
著者等紹介
ギノット,ハイム・G.[ギノット,ハイムG.] [Ginott,Haim G.]
イスラエルで教師を経験した後、コロンビア大学で博士号を取得、臨床心理学者、子どものセラピストとして活躍し、親の教育プログラムを実施する。『子どもの話にどんな返事をしていますか?―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる』は親と子どもの関係に革命的変化をもたらしたと評され、30か国に翻訳され累計500万部を超える世界的ベストセラーとなった。親子のコミュニケーションにかんする古典的名著である
菅靖彦[スガヤスヒコ]
翻訳家、セラピスト、日本トランスパーソナル学会顧問。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あんどうれおん
3
親から子に向けて、さまざまな状況において言うべきことと言ってはいけないこととを具体例を示しつつ論じたパワフルな研究のまとめ。親子間だけではなく、人間関係全般においても参考になる部分が多いように感じました。原著の初版は1965年であり、日本語への翻訳だけでも改訂と補遺が繰り返されています。文庫版の原本は2005年の出版で、原著者の没後30年の間に後進の研究者たちが積み重ねた知見も含まれているようです。いろいろな部分を大いに活用したいと思います。2023/04/30
コーリー
2
よい親はスキルを必要とする。本書は、そのようなスキルをどうやって身につけ、活用したらいいかについて書かれている。10章にわたって具体的なスキルが、具体的な事例と合わせて解説されており、とてもイメージがしやすい。「子どもをほめるときは、具体的な行為に言及しよう。性格を評価してはならない」等具体的なアドバイスが多数あったが、共通するのは「子どもを個人として認めること」「子どもの気持ちを理解し、それを示すこと」だと感じた。折に触れて読み返したい。2022/02/17