出版社内容情報
この世のすべての人に見に行ってもらいたい、
アンデス文明のさまざまな遺跡をご紹介します!
クスコ、マチュピチュ、ティワナク、シパン、モチェ――
ハイカロリー、コスパ高めの愉快な旅本です!
「アンデスの旅行といえば、多くの人の視線がマチュピチュ一極に集中してますが、
どこもかしこも充実していて、奥深いところでしたよ。
特に、北なんて! モチェ界隈のスゴさなんて!
シパンの墓群の重層構造や副葬品の絢爛豪華&奇天烈たるや。
…今思い出しても身悶えします」(はじめに)
その遺跡の不可思議な構造や、素っ頓狂な工芸品をつくった人びと。
それをつくり、そこに生きた人たちの存在をじわっと感じる
まことに豊かな旅の一部始終を、絵と文で愉しく紹介。
内容説明
その遺跡の不可思議な構造や、素っ頓狂な工芸品をつくった人びと。それをつくり、そこに生きた人たちの存在をじわっと感じるまことに豊かな旅の一部始終を、絵と文で愉しく紹介。
目次
出発~リマ
リマからクスコ
マラスの町にて
クスコ滞在ノート
ペルー・レイルとマチュピチュ
登山だよ!ワイナピチュ
プーノとシユスタニ
太陽の島へ
コパカバーナ
ラ・パスへ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キク
62
「へっぽこ」と名乗っているけど、とんでもない気力と情報量と作画量だった。エッセイマンガってライトなものになりがちだけど、この作品は旅行の道中だけでなく、街や遺跡や博物館や関連偉人伝を、すべて作画と文章で伝えようとしてくる。「アンデス・マジュピチュには、これ読んだから行かなくてもいいや」とまで思ってしまった。「地球の歩き方」とかって、どうしても広告費や今後の関係性があり、現地のネガティブな側面は書きづらそうにしてる。でもこの本にはリアルなアンデスと、作者の体験のすべてがある。つまり、すごく面白いです。2022/12/14
サアベドラ
39
『古代インカ・アンデス不可思議大全』の旅行編。2022年刊。相変わらずの圧倒的なボリュームで一読では固有名詞の半分くらいしか記憶に残らない(残せない)。経済的に余裕があり観光客にもわりと緩いチリと、観光客を金づるとしか思っていない(人が多い)先住民系のペルーとボリビアの対比が印象的。今までのシリーズ以上に旅行上の苦労話や酷い目に会った話が多かった気がする。観光で身を立ている貧しい国を旅するのは大変なんだなあ、マチュピチュは行ってみたいけどビビリの自分にゃ無理だなどとしょーもないことを考えたりした。2023/02/08
d2bookdd
22
私自身の、メキシコシティ、カンクン、の旅を思い出しながら、ドップリとアンデス旅行の雰囲気を味わいました。遺跡と人間模様と、ギッシリ詰まっている一冊です!2023/06/04
もえたく
20
『イースター島不可思議大全 モアイ島と孤島のミステリー』が面白かったので、こちらも手にとる。アンデス旅行記として盛り沢山過ぎるイラストと情報量で、実際に体験した気分にさせてくれる。マチュピチュが前座くらいに感じる旅行だったと言われると、その奥深さに恐れ慄く。マチュピチュを発見したビンガムの逸話も楽しい。嫁がティファニーの創業者の孫で、実家から常に援助してもらった身分だったり、晩年は政治家になったりと破天荒過ぎる。面白旅行記でした。2022/06/25
明智紫苑
16
芝崎さんはタフな人だなぁと思う。軟弱ヘタレの私には海外旅行は無理だ。別の出版社から出ているギリシャ本以上に強烈なトイレネタには絶句した。その芝崎さんの旧作をまだこちらに登録していなかったが、そのうち再読して登録しよう。2022/03/17
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