草思社文庫<br> 「昭和」を生きた台湾青年―日本に亡命した台湾独立運動者の回想1924‐1949

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草思社文庫
「昭和」を生きた台湾青年―日本に亡命した台湾独立運動者の回想1924‐1949

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794225320
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0121

出版社内容情報

台湾が日本統治下にあった1924年、台南の裕福な商家に生まれた著者が、
少年~青年期の成長の軌跡と重ねながら、近代化途上にあった台湾社会の
諸相を活写した貴重な記録文学。

封建制が色濃く残る生家への反発、熱誠溢れる日本人教師との交流、
戦後台湾へやってきた中国国民党政府への違和感――
日本統治時代と戦後の混乱期をいきいきとした筆致で回想する。
やがて青年は、軍事独裁を敷く国民党政府に兄を殺されたのち
日本へ亡命し、学業を再開。台湾語研究の第一人者となり、
また台湾民主化を求める「台湾独立運動の父」となった。

台湾と日本を愛し、波乱万丈の人生を駆け抜けた志士の青春録。

内容説明

台湾が日本統治下にあった1924年、台南の裕福な商家に生まれた著者が、少年~青年期の成長の軌跡と重ねながら、近代化途上にあった台湾社会の諸相を活写した貴重な記録文学。封建制が色濃く残る生家への反発、熱誠溢れる日本人教師との交流、戦後台湾へやってきた中国国民党政府への違和感―日本統治時代と戦後の混乱期をいきいきとした筆致で回想する。やがて青年は、軍事独裁を敷く国民党政府に兄を殺されたのち日本へ亡命し、学業を再開。台湾語研究の第一人者となり、また台湾民主化を求める「台湾独立運動の父」となった。台湾と日本を愛し、波乱万丈の人生を駆け抜けた志士の青春録。

目次

第1章 大家族
第2章 子供時代
第3章 末廣公学校
第4章 台南一中
第5章 台北高等学校
第6章 東京帝国大学
第7章 終戦
第8章 国民党
第9章 二二八事件

著者等紹介

王育徳[オウイクトク]
1924年、台湾台南市生まれ。旧制台北高等学校を経て43年10月、東京帝国大学文学部支那哲文学科入学。翌年、疎開のため帰台。49年、日本へ亡命。50年、東京大学に再入学。言語学を専攻し、台湾語研究の第一人者となる。60年、東京大学大学院博士課程を修了。文学博士。明治大学商学部教授、東京外国語大学講師(台湾語講座担当)ほか、諸大学で多数講義をもつ。60年、台湾人留学生らとともに「台湾青年社」を創設、機関誌『台湾青年』を発行、台湾独立運動に挺身した。75年、「台湾人元日本兵士の補償問題を考える会」の発起人となり、台湾人元日本兵士の戦後補償問題の解決に奔走した。85年9月9日、心筋梗塞のため死去。著書多数。2018年、台南市により市内に「王育徳記念館」が設立された

近藤明理[コンドウメイリ]
王明理。王育徳の次女。1954年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。台湾独立建国聯盟日本本部委員長。日本詩人クラブ会員。『王育徳全集』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Takeshi N

3
台湾について知らないことが多すぎた。日本統治時代の台湾、日本敗戦後国民党の支配と横暴、そしてニニ八事件。台湾人のアイデンティティを理解し、いまの台湾を考えるには必要な情報だと思う。生前、地元では危険分子扱いされていたが、死後台南に公的な王育徳紀念館ができたという。旅行できるようになったらぜひ行きたい。2021/12/18

2
前半の幼少期の風景も興味深かったが、戦中、戦後の描写は一気読みしてしまった。戦後の日本人恩師からの謝罪についての述懐が印象的。台湾が親日とか、本当に無知で浅い考えだな、とつくづく思う。言葉とナショナリズムは不可分なのだなとも思わせる。2022/01/30

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