出版社内容情報
金持ちで一番、金の遣い方が巧かったのは誰だろう?
ある者は事業のために、ある者は芸術のために、
ある者は情欲のために、そしてある者は国家のために――。
稀代の散文家がライフワークとする近現代人物評伝。
一読忘れ難い、鮮烈なエピソードを満載して、燃えるような使命感を持った傑物たちの人生を描く。
松下幸之助/ベーブ・ルース/藤山愛一郎/是川銀蔵/エンツォ・フェラーリ/上田清次郎/林芙美子/本田宗一郎/安藤百福/麻生太賀吉/田中角栄/力道山/アンディ・ウォーホル/藤山寛美/オードリー・ヘプバーン/勝新太郎/福富太郎/エルヴィス・プレスリー/大塚明彦/ドナルド・トランプ/アルワリード・ビン・タラール王子
【「おわりに」より】
何といっても人間は面白い。
この本で取り上げた四十三人を見ても、どうしてこのような生き方があり得たのか、という人間たちばかりである。
十九世紀や二十世紀が今より生きやすい時代であったわけではない。
今以上に激しい差別、大きな戦争といった、困難があった。
しかし、彼らはその時代を生き抜き、しかも大きな財産、金銭に限らない大きな財産を後世に残した。
きっと二十一世紀にも時代の常識を軽々と爆破するような、驚くべき人間が登場してくれることだろう。
本来ならかなり浩瀚な評伝をもって取り組まなければならない偉材ばかりの四十三人だが、
人生の素描という形で、彼らの人間としての大きさ、そして彼らが生きた時代の空気が伝わってくれたら、嬉しい。
内容説明
一番、金の遣い方が巧かったのは誰だろう?ある者は事業のために、ある者は芸術のために、ある者は情欲のために、そしてある者は国家のために―。稀代の散文家がライフワークとする近現代人物評伝。一読忘れ難い、鮮烈なエピソードを満載して、燃えるような使命感を持った傑物たちの人生を描く。
目次
松下幸之助
ベーブ・ルース
藤山愛一郎
是川銀蔵
エンツォ・フェラーリ
上田清次郎
林芙美子
本田宗一郎
安藤百福
麻生太賀吉
田中角栄
力道山
アンディ・ウォーホル
藤山寛美
オードリー・ヘプバーン
勝新太郎
福富太郎
エルヴィス・プレスリー
大塚明彦
ドナルド・トランプ
アルワリード・ビン・タラール王子
著者等紹介
福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学環境情報学部教授。慶應義塾大学大学院修士課程修了。1993年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、1996年『甘美な人生』で平林たい子文学賞、2002年『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、2006年『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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