内容説明
なぜ「南無阿弥陀仏」を唱えるだけでいいのか。なぜ自力ではなく他力なのか。シンプルに、一対一で語りかけるような調子で説く親鸞の教えは、聞く者の心に染み入ってくる。「地獄は一定住処ぞかし」「善人なおもって往生を遂ぐ」―親鸞の言葉は声に出して読むともっとよくわかる。『歎異抄』『和讃』『偈』などから100の言葉を選んで、心晴れやかに、覚悟を決めて生きるための考え方を学ぶ。
目次
親鸞との対話
なむあみだぶつ
ただ信心を要とすと知るべし
念仏にまさるべき善なきゆえに
念仏して地獄に堕ちたりとも
功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし
地獄は一定住処ぞかし
むなしくすぐとぞときたまう
捨てんとも、面々の御はからいなり
善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや〔ほか〕
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。