教師という接客業

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電子版あり

教師という接客業

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794224583
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0037

出版社内容情報

「学校もサービス業としての意識を持つべきだ」といったことが
声高に語られるようになって、
学校は「子どもを教育する場」という本来の役割から逸脱してしまった。
公的機関=サービスを提供する場所という「曲解」が
まかり通るようになってしまった。 
〈本書より〉

ベテラン公立小学校教師が、「接客業化」によって
機能不全に陥りかけている学校の実態を生々しく綴る。
いま、日本の学校で何が起きているのか。
なぜ心を病んで学校を去る教員が増え続けているのか。
そして今、子どもたちに本当に必要な教育と何なのか。
教師たちが直面するリアルな現実を紹介しつつ、
教育の本来的な役割を問い直す!

<目次より>
はじめに 目指すは高い顧客満足度?
第1章 保護者が期待するサービス満点教師
 ① 「とにかく楽しく」という要望
 ② あくまでもソフト路線
 ③ 「ウチの子を一番で」という要望
第2章 消えた熱血教師
 ① リスキーな熱血指導
 ② 量産されるフツーの先生
第3章 接客業化がもたらす弊害
 ① 上手くいっているアピール
 ②見えざる苦情への準備
第4章 学校にも押し寄せる変化の波
 ① 学校に期待しない風潮の蔓延
第5章 脱接客業化宣言
 ① 接客業との決別
 ② 新たに求められる教師像
終わりに

内容説明

現役の公立小学校教師が、「接客業化」によって機能不全に陥りかけている学校の実態を生々しく綴る。教師たちのリアルな体験を紹介しつつ、教育の本来的な役割を問い直す!

目次

第1章 保護者が期待するサービス満点教師(「とにかく楽しく」という要望;あくまでもソフト路線;「ウチの子を一番で」という要望)
第2章 消えた熱血教師(リスキーな熱血指導;量産されるフツーの先生)
第3章 接客業化がもたらす弊害(上手くいっているアピール;見えざる苦情への準備)
第4章 学校にも押し寄せる変化の波(子どもたちをとりまく環境の変化;学校に期待しない風潮の蔓延)
第5章 脱接客業化宣言(接客業との決別;新たに求められる教師像)

著者等紹介

齋藤浩[サイトウヒロシ]
1963(昭和38)年、東京都生まれ。横浜国立大学教育学部初等国語科卒業。佛教大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。現在、神奈川県内公立小学校教諭。日本国語教育学会、日本生涯教育学会会員。これからの時代に合った学校教育の在り方を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

40
一部のクレーマーの保護者に振り回される小学校教師の現場が描かれる。宿題が多くて学校に行きたく無い、学芸会で希望の役をできないから学校に行きたくない、など過剰な要求をする保護者に疲弊し、教師はことなかれ主義の接客業化していく。将来、仕事のノルマが多すぎて会社に行きたくない、と生きる力の無い大人を作ることになると警鐘を鳴らす。根本的な解決作は難しいが、クラスの人数を今の半分くらいのにして教師の負担を減らすことから始めても良いのではないか。灘中の国語教師「すぐ役に立つことは、すぐ役立たなくなる」が印象的でした。2025/06/22

もとむ

31
僕自身、学童保育の現場で長年働いていて、現代の保育&教育へのあまりの無理解に、絶望することが多々ある。なのでこの表題を目にした時、読まずにはいられなかった。やはり現職の教師の執筆だけあって、想像以上の過酷な現場がここに記されている。でもだからこそ強い意志を持って、「子どもたちのことを思えばこそ取り組んでいる」という姿勢が大事なのだと、最後には絞められていた。希望ある終わり方で安心した反面、それとは別に「周囲の無理解&学校のサービス業化」はこれからもっと進んでいくと思う。それぞれが歩み寄り合わなくては。2025/02/28

なほこ

10
なんで保護者が炎上せえへんように気つかって動かなあかんねーん!子どものためじゃなくって、保護者が炎上しやんための方法を選ばなあかんのなんなんって思っちゃう。でも委員会も管理職も誰も守ってくれへんかったらサービス業化しちゃうよなあ。鉄の意志を持とう。2022/02/07

ちびたぬき

9
いつから学校は「聖職」ではなく「サービス業」になってしまったんだろう。個人的には某新聞の「いま学校で」という連載が契機だったと感じている。田舎者なんでここまでの酷さは実感していないが、それでも最近の学校からは競争や序列が消えているように思う。学校は社会に出るための準備のためにあるはずなのに。これからの多様化した社会を生き抜く力を今の学校はどう与えることができるのか。新型コロナで明らかになったのは「学校の保育園化」。学力や生きる力をつける本来の学校の姿に戻すには、やはり教員の毅然とした姿が大事だろう。2021/01/08

かずは

9
確かに、子どもが小学校の先生になりたいと言ったら反対するだろうなぁ。内申という武器もなければ、政府の思いつきで教えなきゃいけないことが増えてるし、更に保護者対応が...。このままだと教師不足になってしまうのではないかな🤔?2020/08/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16113181
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品