出版社内容情報
1942年、ドゥーリトル隊の日本初空襲、ミッドウエー海戦、そしてガダルカナルの戦い。
戦況が逆転しつつあるなか、中島飛行機の創始者・中島知久平は
アメリカ本土を直接狙う起死回生の超大型爆撃機「Z機」を立案した。
航続距離1万7000キロ、5000馬力エンジン6発、常用高度1万メートル、
日本を飛び立ち、太平洋を無着陸で横断して米本土を爆撃したのち、欧州のドイツ占領下基地に着陸。
B29をはるかにしのぐ巨躯をもつ戦略爆撃機、それが「富嶽」構想だった。
――敗戦時にその痕跡を完全に消し去られ、謎と言われた「富嶽」の全貌を、
開発にあたった技術者たちへの取材を通して描き上げた傑作ノンフィクション。
内容説明
1942年、ドゥーリトル隊の日本初空襲、ミッドウェー海戦、そしてガダルカナルの戦い。戦況が逆転しつつあるなか、中島飛行機の創始者・中島知久平は米本土を直接狙う起死回生の超大型爆撃機「Z機」を立案した。航続距離1万7000キロ、5000馬力エンジン6発、常用高度1万メートル、日本から太平洋を無着陸で横断して米本土を爆撃し、欧州のドイツ占領下基地に着陸。B29をはるかにしのぐ巨躯をもつ戦略爆撃機、それが「富嶽」計画だった。―敗戦時にその痕跡を完全に消し去られた「富嶽」の全貌を、開発技術者たちへの直接取材を通して描いた力作。
目次
序章 幻の巨大爆撃機
第1章 中島知久平と中島飛行機
第2章 戦争と航空機
第3章 奇蹟のエンジン―「誉」
第4章 日米開戦と米本土爆撃
第5章 大型爆撃機の時代へ
著者等紹介
前間孝則[マエマタカノリ]
ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退職後、日本の近現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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