草思社文庫<br> カルチャロミクス―文化をビッグデータで計測する

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草思社文庫
カルチャロミクス―文化をビッグデータで計測する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 419p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794224194
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C0133

出版社内容情報

Googleがスキャンした過去数世紀分の膨大な書籍データから、年ごとに使われている
単語・フレーズの使用頻度をグラフに示す「グーグル・Nグラム・ビューワー」が誕生した。
この技術の登場で、文献をビッグデータとして活用するまったく新しい人文科学が誕生した。
実現に導いたふたりの科学者は本をビッグデータとして扱い、研究に活用する新しい学問を
「カルチャロミクス」と名づけ、その誕生の経緯と意義を熱く語る。
人文科学が「定量化」時代に突入する“文系”フロンティアの幕開けだ!

解説 経済物理学における周辺研究   高安美佐子(東京工業大学)

内容説明

Googleがスキャンした過去数世紀分の膨大な書籍データから、年ごとに使われている単語・フレーズの使用頻度をグラフに示す「グーグル・Nグラム・ビューワー」が誕生した。この技術の登場で、文献をビッグデータとして活用するまったく新しい人文科学が誕生した。実現に導いたふたりの科学者は本をビッグデータとして扱い、研究に活用する新しい学問を「カルチャロミクス」と名づけ、その誕生の経緯と意義を熱く語る。人文科学が「定量化」時代に突入する“文系”フロンティアの幕開けだ!

目次

第1章 歴史を見通す新しい眼鏡
第2章 ジップの法則と不規則動詞たち
第3章 ビッグデータで辞書を評価する
第4章 名声を定量化することは可能か?
第5章 言論弾圧の痕跡を測る
第6章 集合的記憶と集合的忘却
第7章 ビッグデータがもたらす未来

著者等紹介

エイデン,エレツ[エイデン,エレツ] [Aiden,Erez]
2010年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号取得。数年間、ハーバード大のソサエティ・オブ・フェローズ、Google社の客員研究員を務めた後、ベイラー医科大学とライス大学の助教に就任し、そこでゲノム・アーキテクチャー・センターを率いた。2009年にはMITテクノロジー・レビュー誌が選ぶTR35(最もイノベーティブな35歳以下の35人)のひとりに選ばれた。2012年には、合衆国政府が若手研究者に与える最高の栄誉であるPECASE賞を、ホワイトハウスより受けた。この賞は、共同研究者と共にゲノムの三次元構造を調べる技術を開発したことに対して与えられたもの。ヒューストン在住

ミシェル,ジャン=バティースト[ミシェル,ジャンバティースト] [Michel,Jean‐Baptiste]
フランス人、モーリタニア人。科学者、起業家。データ科学企業のクオンティファイド・ラボの創設者。ハーバード大学の準研究員。Google社の客員研究員を務めたこともある。フランスのエコール・ポリテクニークを卒業。2010年にハーバード大学で博士号取得。フォーブス誌が選ぶ「30歳以下の30人」のひとりに選ばれた。ニューヨーク、ブルックリン在住

阪本芳久[サカモトヨシヒサ]
1950年神奈川県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

4
言語学者G・K・ジップは英語文の不規則動詞の出現頻度の統計を取り、時代的な逓減傾向をべき乗則としてまとめた(ジップの法則)。高頻度の単語とそれと同程度の頻度の単語数の対数をとると両者の線形関係が現れる。するとこの関係が核分裂の半減期と類似する等ある種の確率分布が表現可能になった。現代このジップ構造はビッグデータで解析できる。本書はこの分布を応用したGoogle NGram Veiwerで10億の英単語をGoogle Bookのスキャンデータにかけて名声や言論弾圧のような言語使用の頻度や歴史傾向を解析する。2020/07/25

polythenepam_m

2
4 英語の不規則動詞(be/was,go/went,have/hadなど)は、英語の動詞の使用頻度上位10位までを独占している。それはなぜか。そこでグーグルNグラムビューワーの出番である。 過去を遡ると実は規則動詞(現在形+ed)の方が例外で、不規則動詞から徐々に変化して規則動詞になっていたそうだ。だだ興味深いのはここまででした。2022/03/09

坂津

1
Googleがスキャンした膨大な量の書籍データ内に登場する単語やフレーズの出現頻度を年単位で折れ線グラフ化するツール「Ngram Viewer」。英語の不規則動詞が規則化するまでの時系列変化、著名人の名前が書籍で言及される頻度(≒名声)の変遷、ナチスドイツやソ連、アメリカ、中国における言論弾圧の痕跡の検出など、Ngram Viewerを活用することで可能となった文化事象の計量的検証が紹介されている。誰でも使用可能なツールとして提供されているので、気になった語彙について個人的に確認できるのは面白い。2020/02/02

nitti

0
ビックデータと文化ってどういうこと?と興味を持った。膨大な出版物データをもとに100万語ごとの単語の出現頻度であるn グラムを観測することで、いろいろなものが見えてくるというもの。 翻訳の関係かなかなか内容が入ってこない部分もあるが、全体的に非常に面白かった。章立ても上手いし、出てくる実例も面白かった。英語版だと身体感覚を持った?理解は難しいので、日本語版も出ないかな。でその実例集が出たら読みたい。2022/04/09

Roy。

0
【単語の登場頻度による文化解釈への新アプローチ】 Nグラム・ビューワーのシステム開発までの道のりと本システムの可能性を織り混ぜた構成 本を読むときは紙が好きだが、検索するにはデジタル化は必須だなと感じていた昨今。本システムは単語・フレーズの世の中への浸透、衰退を理解するのを助け、文化のみならず実生活の新しい取り組みを促進できると感じた。 必要最低限の情報から有益な検索結果を生み出した話、実現するための試みもワクワクした。こんな画期的なシステムを今知ったのが情けない、英語で情報をとる大切さを肝に命じる。2019/11/18

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