出版社内容情報
Googleがスキャンした過去数世紀分の膨大な書籍データから、年ごとに使われている
単語・フレーズの使用頻度をグラフに示す「グーグル・Nグラム・ビューワー」が誕生した。
この技術の登場で、文献をビッグデータとして活用するまったく新しい人文科学が誕生した。
実現に導いたふたりの科学者は本をビッグデータとして扱い、研究に活用する新しい学問を
「カルチャロミクス」と名づけ、その誕生の経緯と意義を熱く語る。
人文科学が「定量化」時代に突入する“文系”フロンティアの幕開けだ!
解説 経済物理学における周辺研究 高安美佐子(東京工業大学)
内容説明
Googleがスキャンした過去数世紀分の膨大な書籍データから、年ごとに使われている単語・フレーズの使用頻度をグラフに示す「グーグル・Nグラム・ビューワー」が誕生した。この技術の登場で、文献をビッグデータとして活用するまったく新しい人文科学が誕生した。実現に導いたふたりの科学者は本をビッグデータとして扱い、研究に活用する新しい学問を「カルチャロミクス」と名づけ、その誕生の経緯と意義を熱く語る。人文科学が「定量化」時代に突入する“文系”フロンティアの幕開けだ!
目次
第1章 歴史を見通す新しい眼鏡
第2章 ジップの法則と不規則動詞たち
第3章 ビッグデータで辞書を評価する
第4章 名声を定量化することは可能か?
第5章 言論弾圧の痕跡を測る
第6章 集合的記憶と集合的忘却
第7章 ビッグデータがもたらす未来
著者等紹介
エイデン,エレツ[エイデン,エレツ] [Aiden,Erez]
2010年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号取得。数年間、ハーバード大のソサエティ・オブ・フェローズ、Google社の客員研究員を務めた後、ベイラー医科大学とライス大学の助教に就任し、そこでゲノム・アーキテクチャー・センターを率いた。2009年にはMITテクノロジー・レビュー誌が選ぶTR35(最もイノベーティブな35歳以下の35人)のひとりに選ばれた。2012年には、合衆国政府が若手研究者に与える最高の栄誉であるPECASE賞を、ホワイトハウスより受けた。この賞は、共同研究者と共にゲノムの三次元構造を調べる技術を開発したことに対して与えられたもの。ヒューストン在住
ミシェル,ジャン=バティースト[ミシェル,ジャンバティースト] [Michel,Jean‐Baptiste]
フランス人、モーリタニア人。科学者、起業家。データ科学企業のクオンティファイド・ラボの創設者。ハーバード大学の準研究員。Google社の客員研究員を務めたこともある。フランスのエコール・ポリテクニークを卒業。2010年にハーバード大学で博士号取得。フォーブス誌が選ぶ「30歳以下の30人」のひとりに選ばれた。ニューヨーク、ブルックリン在住
阪本芳久[サカモトヨシヒサ]
1950年神奈川県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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